学部独自の取り組み

哲学科国際哲学特講

学部独自の取り組み

海外研修を伴う「国際哲学特講」を新設しました。グローバル化の現在、異文化間の相互理解の問題は、日々の切実な問題となっています。この授業では、教室での文献を通じての学習を、学期最後に行う1週間のヨーロッパ研修で締めくくります。ストラスブールおよびハイデルベルグ2大学の学生たちと、合同ゼミで徹底討論すること、それが研修のメイン・イヴェントです。

海外研修を伴う,新しい形の哲学科授業です

 <異文化理解>という,哲学の古くからの問題を,教室でテキストを中心にして学ぶだけでなく,最終的には,実際に海外(フランス,ドイツ)に出かけ,異文化との接触を通して学びます.

フランス,ドイツの学生たちと交流します

1週間の海外研修の期間中にストラスブール大学(フランス),またハイデルベルグ大学(ドイツ)で,それぞれ<異文化理解>をテーマに合同ゼミを行います. ※両大学の日本語学科の学生たちとの合同ゼミです.交流は日本語で行います.

ヨーロッパの過去と現在を実地に学びます

ゼミの合間をぬって,滞在地であるフランス・アルザス地方の様々なモニュメントを見学し,食を始めとする文化に触れます.中世からヨーロッパの<中心>であり続けてきたアルザスを身をもって体験することで,「ヨーロッパ」という言葉に,新たな意味を見つけていきます.

国内での授業 これは秋学期科目です

9月から1月の通常の授業期間には,教室で通常の形で授業を行います.それは,学期の最後に行う海外での合同ゼミに備えてのものです.

海外での研修 2月初旬に1週間,アルザスの古都コルマール近郊のアルザス欧州日本学研究所(CEEJA)に滞在し,そこを拠点にハイデルベルグとストラスブールを訪れ,合同ゼミを行います.またその他の日には,アルザスの文化と歴史に触れる多方面での見学を行います

注意事項
  • この特講での単位取得には海外研修参加が必須です.
  • 長時間飛行機で移動ができ,また,航空券代金を含む参加費を負担することができることが,受講の条件です. ※ただし,参加費の一部は大学からの補助金でカバーされます.
  • これは特講ですので2年生~4年生で受講可能です.ただ,他の特講とは違って,複数回の受講はできません.
  • 受講者数は20名を上限とします.それ以上の受講希望者がいた場合には,「受講希望理由」の作文と,過年度の成績(GPA)とで選抜を行います.