UCダブリン夏期　体験談

　SAに参加したきっかけは、アイルランド音楽に興味を持っていたことです。アイルランドの文化や歴史を肌で感じるとともに、新しい視野を得たいと思い留学を決めました。

　私は寮に滞在し、ブラジル人のご夫婦、チリからの学生1人、そして法政大学の学生1人の計４人のフラットメイトと共に過ごしました。私はよくキッチンで料理をしていたのですが、その際に様々な国の人と交流することができたと思います。コインランドリーの使い方などについて説明してくれるフラットメイトもおり、優しい人が多かったです。

　私は初級クラスの授業に参加したため、周りは日本人の学生がほとんどでした。授業は1限と２限のみで、教科書の文を読んだり単語について学んだりしました。それだけではなく、先生が重点的に発音の練習を教えてくださったため、発音に気を配るようになったと思います。日本で行われる英語の授業よりもディスカッションがかなり多く、授業内で英語を使わなければならないことも多かったので、英語を勉強するモチベーションが上がったと感じています。

　午後は授業がなかったため、教会や公園などを観光していました。また、様々なパブに立ち寄り、アイリッシュ音楽の生演奏を聴いて回ることも多かったです。また、アイリッシュブレックファストやアイリッシュウイスキーなど、現地ならではの食事も楽しんでいました。土日はダブリン中心部から離れた場所へハイキングをしたり、ゴールウェイという違う町へ行ったりしました。パブや旅行先でも様々な国の人と話すことができ、とても楽しかったです。

　SAプログラムに参加し、アイルランドの人の優しさと治安の良さに驚きました。そのような国で暮らす中で、毎日計画的に行動する力がついたと思います。また、食べたことのないものを食べたり、知らない人と英語でコミュニケーションを取ったりする中で新しいことに挑戦する姿勢も身についたと感じています。

　初めての海外だったのですが、アイルランドに留学してよかったと思います。留学は視野を広げたり、勉強のモチベーションにつながるので、次年度参加される方にはアイルランド滞在を楽しみながら、多くのことを学んでほしいです。

　私がSAプログラムに参加しようと思ったきっかけは、大学へ入学してから授業を通して英語圏の文化について学び、異文化理解や多様性の重要性を感じたため、実際に留学をして経験を積み、価値観を広げたいと考えたからです。

　今回のプログラムでは参加した全員がそれぞれ一人部屋で生活をする形で、シャワーやトイレも各部屋に用意されており、週二回清掃の人が来てくれたため、寮全体の印象としては非常に清潔感があり、快適な環境で生活を送ることができました。部屋に関して何度かトラブルがありましたが、受付に常にスタッフの人がいるので、相談すると迅速に対応してくれます。また、寮内の共有キッチンスペースでは様々な国から来た人と交流する機会が多くあり、初めは挨拶を交わす程度でしたが、徐々に話せるようになり、一緒に食事をしたり、料理を振る舞ってくれたりするなど、英語での会話を通じて異文化に触れながら有意義な時間を過ごすことができました。

　授業は午前中に行われ、比較的少人数で円になるように席が配置されていたため、発言しやすい雰囲気であり、先生や他の学生とのコミュニケーションが取りやすかったことが印象に残っています。私のクラスはほとんどが法政大学の人であったため、他の国から参加した人との交流が限られていたという部分は少し残念でしたが、授業は英語で進められ、発言を求められることが多いため、日本では体験できない充実した学びを得ることができました。

　午後は自由な時間となるため、ソーシャルワークに参加したり、市内の方に出かけたりするなど自由に過ごすことができました。移動は主にバスを利用し、大学からダブリン市内へのアクセスがよいことに加えて、遅い時間まで運行しているため、前もって計画を立てることで授業後の時間も有効活用して色々な場所を訪れたり、観光を楽しんだりすることができると思います。休日は一日中時間を使うことができるため、朝からアイリッシュブレックファーストを食べに行ったり、事前にチケットを予約してゲーリックフットボールというアイルランド発祥のスポーツを観戦しにいったりするなど、初めて経験する食べ物やスポーツに触れることができました。

　この三週間の留学を通して、私は以前よりも英語を使ってコミュニケーションをとることを楽しいと思えるようになりました。それと同時に、自分の英語力のなさを実感し、現状を把握する機会にもなりました。そのため、今回得た学びを活かして今後の英語学習に繋げていきたいです。最後に、私はSAプログラムに参加して非常に貴重な経験をすることができたと感じるため、迷っている方がいたらぜひ参加してほしいと思います。