現代福祉学部について

理念・目的

現代福祉学部について

法政大学の基本理念である「開かれた大学、開かれた精神」や「自立型人材の育成」を基盤とした上で、「ウェルビーイング」をキーワードとするミッション・ビジョンを実現する学部として現代福祉学部は2000年に創設された。本学部の教育理念は、福祉を健康で幸福な暮らし(ウェルビーイング)という幅広い概念でとらえ、従来の「社会福祉」系学部での教育内容にとどまらず、ウェルビーイングを実現するに欠かせないコミュニティの再生や創造にかかわる「地域づくり」と、メンタルな健康を支える「臨床心理」を総合的に学ぶことで、幅広い福祉を実現する人材を養成することである。

この学部の教育理念をより明確に社会に示すために2010年、福祉コミュニティ学科と臨床心理学科の2学科に再編した。これは「社会福祉」「地域づくり」「臨床心理」の幅広い知識の習得と、<社会福祉/地域づくり>、<臨床心理学>の専門的・体系的な学習という二つの教育的要請に応えるためであり、これまでの学部の教育理念を変更するものではなく、継承し発展させるためである。

またこうした教育理念を実現するためには、「社会福祉」、「地域づくり」、「臨床心理」に関連するフィールドとの連携が欠かせない。キャンパス内での教育にとどまらず、フィールドでの実習教育や調査研究活動を通して、福祉を実現する方法を具体的に学ぶことを教育の基本的な方向性としている。