2025年度(第9回)「自由を生き抜く実践知大賞」表彰式が12月13日(土)に開催され、佐野ゼミ(草ストローチーム:森田元気、平野なつみ、海上紗慧、耿芸納、打山航大)が「持続可能な社会への貢献賞」を受賞しました。
本取り組みは、多摩キャンパスの教員・職員・学生(含佐野ゼミ卒業生、多摩オープンキャンパスリーダーズ)が協働しながら、草ストローを用いた高大連携企画を実施したものです。草ストローは、①100%自然由来の成分、②ベトナムの障がい者が生産工程に携わっている、③使用後はゴミとして処分せず堆肥にすることができる、という特徴を持っています。
このような草ストローを教材として、成瀬高校、桜美林高校、工学院大学附属高校とともに、それぞれの特徴に合わせた高大連携企画を実施してきました。例えば、草ストロー使用後にただ処分するのではなく、2次利用に関して企業との協議を重ねたり、マルシェへの出店を通じた普及活動を行いました。
<以下、学生の感想コメント>
本取り組みでは、3つの持続性を意識しました。
① 高校生が草ストローを教材として探究やキャリアを考えることで、自身の将来や進路選択につなげられるようにしたこと
② 草ストローが持つ特性を活かし、使用→終了ではなく、2次利用まで志向したこと
③ 一過性で終わらないよう、先輩から受け継いだ想いや仕組みを整理し、後輩が継続・発展させられる形で引き継いだこと
このように意識してきた持続性が「持続可能な社会への貢献賞」という形で評価され大変うれしく思います。また、今回の受賞を通じて私たちの取り組みが社会課題の解決に向けた一つの可能性として評価されたことに自信を持つと同時に、まだ多くの課題が残されていることも強く感じています。
本取り組みで得た学びと経験を今後の学びや実践につなげ、国際協力や持続可能な社会の実現に向けて、引き続き主体的に取り組んでいきたいです。
<参考>
・2025年度(第9回)「自由を生き抜く実践知大賞」表彰式を開催しました
https://www.hosei.ac.jp/pickup/article-20251215133150/
・2025年度(第9回)「自由を生き抜く実践知大賞」選定理由とノミネートした実践事例への総長コメントを紹介します
ー持続可能な社会への貢献賞
https://www.hosei.ac.jp/info/article-20251208163130/
多摩事務部現代福祉学部事務課
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