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【実施報告】「CAMP in Campus」実証実験を実施しました

  • 2023年10月02日
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8月18日~20日にかけて、多摩キャンパス内のひだまり広場、現代福祉学部プレイグラウンドなどを会場に「Camp in Campus」実証実験を実施しました。
現代福祉学部水野雅男研究室では、避難生活の代替案として、大学キャンパスで野営することを提案しています。自然災害時の避難生活の提案に向けて、2020年度より多摩キャンパスを会場に実証実験を重ねていますが、夏休み期間の開催は今回が初めてです。今夏は猛暑が続いており、実施期間中も厳しい暑さとも共存しながら、参加者は2泊3日の時間を過ごしていました。
今回の実施内容について、以下ご紹介します。

CAMP in Campus
~自然災害時の避難生活の提案に向けた実証実験~

参加者

参加者30名、外部からの視察約10名(相模原市議4名、相模原市ロータリークラブ会員3名など)

実証実験の主な内容
  • テント内の温度湿度計測の実施、参加者のバイタルチェックによる科学的なデータの採取
    ※熱中症対策で、現代福祉学部棟教室も利用し、グループワークを実施
  • アキレス(株)も参加し、キャンパス内に防災用大型テントを3基設営し、炎天下における温度湿度計測の実施
実証実験のスケジュール
  • 8月18日(金)
    10時頃からそれぞれテントを設営し、調理環境の準備、翌日開催のワークショップの企画を検討。
    昼頃、オリエンテーションと参加メンバーの紹介。相模原市議も同席。
    アキレスは、プレイグランドに大型テントを設営し、温度湿度計測装置の設営が夕方完了。
    BBQサイトで夕食と歓談。午前から午後にかけて視察対応。

  • 8月19日(土)
    参加者が揃った14時から前日宿泊した感想をシェアするワークショップを開催。
    BBQサイトで夕食と歓談。

  • 8月20日(日)
    テント撤収と会場の後片付けをして11時頃解散。

実証実験を振り返って
  • クーラーのある教室でワークショップや余暇を過ごせたので、酷暑でも滞在ができた。

  • 当初は、キャンパス外へレクリエーションに出掛けることも想定していたが、ほとんどの参加者はキャンパス内で過ごした。

  • 連泊することで、慌ただしさを感じずに済んだ。

  • 参加者のなかからペット同伴滞在を希望する方もみられたので、秋開催ではペットゾーンをプレイグランドに設けることを予定したい。

  • その際、調理空間が遠くて手狭になるので、水源の調達と防火マット設置等の準備を検討し打診したい。

  • 学生のテントとアキレスのテントの温度湿度の計測、さらに学生のバイタルチェックの計測を行ったので、今後のキャンプに活かしていく。

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