基礎ゼミコンペとは、学生たち自らの関心や問題に沿って2〜5人程度のグループをつくり、グループ間で切磋琢磨しながら、プレゼン能力を競い合うものです。
答えのない課題について、学生が自ら主体的にフィールド・文献調査を行って、グループワークを通じて、協調性とリーダーシップを培い、またゼミ内外のグループと競い切磋琢磨することでプレゼン能力を高め、2 年時から始まる専門演習に必要な心構えや基本的な学びのあり方を身に付けることを目的としています。
基礎ゼミコンペのテーマは、「社会の課題を解決し、学部の理念であるWell-beingを実現するための方策と、それを高める人材・進める人材になっていくための提案」です。どのグループの発表も、「Well-being」という理念を意識したものになっており、現代福祉学部の理念を改めて教員・学生で共有する機会ともなっています。
基礎ゼミコンペ本選では、クラス内予選、時限予選を勝ち上がった6グループがプレゼンテーションを行いました。学生による評価・投票を行い、学部から記念品が授与されました。
本選に残ったテーマは、孤立や貧困、不登校といった社会問題をテーマに扱ったものが多く、人々をつなげる仕組みを作ろうとする発表が目立ちました。
今回は評価基準でもある情報収集・分析力、新規性・革新性、実現可能性、プレゼンテーションの4つの観点からそれぞれ最も優れているチームを学生投票で選んで頂きましたが、それぞれの観点で最も票を集めたチームが異なりました。最優秀のチームにはプレゼンテーションの観点で最も票を集めた「こどもミライまちづくり」チームが選ばれ、第2位は新規性・革新性に優れていた「こもれび」チーム、第3位は実現可能性が最も高いと判断された「SAKANA」チームが選ばれました。
それぞれのグループが工夫を凝らし、2年次から始まる専門演習に必要な心構えや学びのあり方を身につける機会となりました。
以上