基礎ゼミコンペとは、学生たち自らの問題関心にあわせて4〜5人程度のグループをつくり、グループ間で切磋琢磨することでプレゼン能力を競い合うものです。
答えのない課題について、学生が自ら主体的にフィールド・文献調査を行って、協調性とリーダーシップを培い、2 年時から始まる専門演習に必要な心構えや基本的な学びのあり方を身に付けることを目的としています。
基礎ゼミコンペのテーマは、「社会の課題を解決し、学部の理念であるWell-beingを実現するための方策と、それを高める人材・進める人材になっていくための提案」です。どのグループの発表も、「Well-being」という理念を意識したものになっており、現代福祉学部の理念を改めて教員・学生で共有する機会ともなっています。
基礎ゼミコンペ本選では、クラス内予選、時限予選を勝ち上がった7グループがプレゼンテーションを行いました。最後に現代福祉学部の教員と学生による評価・投票を行い、学部から記念品が授与されました。
本選ともなると、プレゼンの内容には見ごたえがありました。プレゼンの内容をアピールするためのオリジナルのInstagramやHPを作成し、Googleフォームを用いたアンケート調査を行い、結果を裏付けた発表を行ったりと、学生が最新のツールを使いこなす機会にもなっていました。
本選に残ったテーマは、多摩キャンパスや周辺地域の活性化を題材にしたものや、フードロス、ユニバーサルデザインなどのテーマを扱ったものと幅広いテーマを扱っていました。
優勝したグループは「生理の貧困」をテーマにし、国内外の状況を分析した上で、大学に生理用ナプキンを無料で受け取れるシステム『オイテルOiTr)』の導入の提案を行うなど、建設的な提案が見られました。
それぞれのグループが工夫を凝らし、2年次から始まる専門演習に必要な心構えや学びのあり方を身につける機会となりました。
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