現代福祉学部

TOPICS

2011.10.21

「遠野プログラム」終了、そして新たなステージへ

10月20日、現代福祉学部「遠野プログラム」報告会が行われました。

東日本大震災発災後、現代福祉学部が取り組む被災地支援の一つとして、「遠野プログラム」は始まりました。このプログラムは、修了者には単位が付与される全国でも珍しい社会教育プログラムです。
グループ毎の事前学習の他、講義では現地コミュニティでの復興に向けた取り組みなど「社会福祉」の視点、岩手県遠野市が津波被害を想定し掲げてきた沿岸被害地域の後方支援拠点の構想等「地域づくり」の視点、被害に遭われた方の心のケアでは臨床心理学の視点など多方面から被災地へのアプローチを試みるとともに、福祉コミュニティ学科・臨床心理学科の壁を越え、「すべての人の健康で豊かな暮らし=”Well-Being”」の実現を教育理念とする現代福祉学部の学生一人一人が「自分たちに何ができるのか」を現地に滞在しながら見、聞き、汗を流し考えるというプログラムです。

 以前の記事でもご紹介した通り、7日間の滞在期間中には遠野市の地域づくりの構想と後方支援の拠点としての役割を学び、津波の被害が大きかった沿岸地域を実際に見て回り、ボランティアでがれき撤去や仮設住宅訪問、献本ボランティア等に参加しました。

 そして、津波により釜石漁港の岸壁に乗り上げた大型貨物船が海に戻されたこの日、6月から始まったプログラムの総括として「遠野プログラム」報告会が行われました。
 プログラム全体の運営や現地での指導を行ってきたプログラムアシスタントの司会進行により、参加した学生たちは、プログラムの概要説明や活動報告に始まり、このプログラムで感じたこと、自分にできることは何か、など、多様な視点から発表を行いました。  報告会の最後には、このプログラムの経験を活かし「自分たちにできること」を探しながら、復興支援へ取り組もうという学生の自主的なプロジェクトの提案がなされました。

“Well-Being”をすべての人が享受できる社会の実現を目指す現代福祉学部にとって、被災地が真の復興を果たすことこそ、これからも継続的に取り組んでゆかなければならない課題です。

プログラム参加者の他、地域づくり分野の授業受講者や希望者も参加
プログラム参加者の他、地域づくり分野の授業受講者や希望者も参加
学生たちからのプレゼンでは報告に加え今後に向けた提案も
学生たちからのプレゼンでは報告に加え今後に向けた提案も

陸前高田市内でのボランティア(2011年8月)
陸前高田市内でのボランティア(2011年8月)
1団・2団が交代する引継式では、先発隊がボランティアの報告や滞在中の諸注意を行った(2011年8月)
1団・2団が交代する引継式では、先発隊がボランティアの報告や滞在中の諸注意を行った(2011年8月)