関係が深い研究所

沖縄文化研究所

沖縄文化研究所は、沖縄から奄美にかけての琉球列島と中国などの東アジア諸国、東南アジア諸国の文化、歴史、言語について総合的な比較研究を行うために1972年(昭和47年)に設立されました。現在では、沖縄研究の世界的広がりに応えて、国の内外の研究者を結ぶ、沖縄研究の情報ネットワーク的役割を果たしています。これまでの文部省(現・文部科学省)や私学振興財団から科学研究費の補助を受けて沖縄県の久米島、渡名喜島の総合調査を行い、また国際研究としては中国福建省・琉球列島文化交渉史についての調査を実施してきました。2004年度からはふたつの研究プロジェクトを展開してます。受託研究としては、沖縄戦で破壊され、アメリカ占領下で軍事基地に接収された、現実には存在しない集落の復元調査に従事しました。いずれも成果報告書が刊行され、学会でも高く評価されています。1998年には海外から 研究者を招いて、沖縄と東京でシンポジウムを開催し、報告書を刊行しました。日常的には、公開講演会や研究会を開き、また、一方で研究所は沖縄関係の図書館的な役割を果たしています。沖縄についての書籍、ガイドブック、CD映像資料を数多く備えており、ビデオ鑑賞会も開催しています。これらを通して学生諸君がより一層、沖縄への関心と知識を深めてもらいたいと考えています。

野上記念法政大学能楽研究所

能楽研究所は、漱石門下の英文学者で、能楽研究に新生面を開拓した本学元総長・野上豊一郎博士の功績を記念して1952年(昭和27年)に創立された、わが国唯一の能楽総合研究機関です。最大の特色はその豊富な蔵書にあり、室町期以降の写本、江戸期の写本・版本、明治以降の活字本・雑誌その他を含めて蔵書は約4万冊に及びます。このほか、古今の能楽資料約1万点を数える「鴻山文庫」をはじめ「般若窟文庫」「勧世新九郎文庫」「香西文庫」「水野文庫」「野上文庫」などを擁し、能楽資料の宝庫として学生諸君の利用に供するとともに一般にも公開されています。また、能の公演や能楽講座も開催しています。これらを通して、能楽という芸能を身近に感じてもらいたいと考えています。