哲学科の特徴

21世紀の人間・社会・世界の未来を原点から問い学ぶ場
本学屈指の伝統 学科創設85年

 

バランスのとれた教員配置とカリキュラムの内容

バランスのとれた教員配置とカリキュラムの内容

他の私立大学の哲学科と比較して本学の哲学科の魅力となっている点は、教員とカリキュラムが充実していることです。具体的には、スタッフが多様な専門領域にバランスよく配置されていることです。文字通り古今東西の哲学・思想、宗教や美学・芸術学、文化史や心理学・社会学関係などの多彩な学問分野を、学生の多様な関心に応じて学ぶとができる工夫をしている点に、大きな特色があります。

専門知と教養知の融合に根ざす系統的な科目編成

本学の哲学科は、系統的で総合的な教育カリキュラムを設置しています。基礎的な概論系の科目、特殊講義や演習科目、そして自由科目など、必修、選択必修、選択科目、そして総仕上げの卒業論文などいわゆる狭い意味での哲学だけではなくて人間や社会を理解するために必要な科目を用意しています。

個人指導と少人数教育の徹底

哲学科の最大の魅力は、学生の知的要求に応え、学習・研究意欲を促進させるだけでなく、自己発見・人間的成長のための機会を提供できることです。定員制のゼミナールでの教員や他の学年の学生との討論や共同学習は、将来社会人として活躍するのに必要な自己表現能力や論理的な思考方法を養うためにも、有益な場となっています。正課授業以外のサブゼミやゼミ合宿その他の個人指導の時間などを設けて、一人一人の学生の学習上・生活上の指導などを日常的にきめ細かく行っている点は、他の私立大学にはまずみられない大きな特徴です。

多様な進路とスキルアップ

卒業生の進路は哲学の性格に応じて広い分野に及んでいます。論理的思考力を期待されてIT産業の最前線で活躍している人もいます。また、公務員として、社会や人間の原点に立ち返りながらしっかりと職務を遂行している人もいます。さらには、学部で学んだことを一層深めるために大学院に進学する人も多くいます。

卒業生から

哲学は、知識ではなく、体験です。
私は大学時代、「ベルクソン」というフランス哲学者の思想を学んでいました。
ベルクソンの著書は、初見では、よくわからない文章の羅列に見えます。哲学科演習では、自分なりに「ベルクソンの言っていることは、こういうことか?」と考え、教授に伝えなければいけません。そして、否定や肯定をされ、導いてもらう中で、何度も「解らない」という瞬間にぶつかります。しかし、更にベルクソンの言葉の意味を追求するうち、自分自身の思い込みや、刷り込まれていた思考の習慣の殻が、理解を邪魔していたことに気付きます。そして「そうだったのか!」と思う瞬間に到達します。世界が開け、今まで考えもしなかった新たな視点を発見する快感を体験することになります。私にとって哲学を学ぶことは、知識を追加する作業ではなく、必死の追求により新鮮な体験を得ようとする試みです。
私は今、「セガ」という会社でゲームプランナーの職についています。「人が楽しいと感じる仕組みは何か?」という問いに立ち向かう仕事です。その中で、「追求し、新たな発見を得た」という哲学的体験の経験は、私の大きな武器になってくれています。

芳野 詩子さん
2007年 哲学科卒業
(株)セガ

卒業生から

「人と関わる仕事には哲学のスキルが役立ちます」

会計事務所に勤め、主に会計監査や税務申告の補助を行っています。事務所では病院や労働組合といった「非営利・協同」を掲げる方々をお客様としています。そういった方々は利益追求以外の信念を持っているので、仕事で関わる際には、何を思って携わらせて頂くのかを強く考えなければなりません。そういった意味で哲学が役立っていますし、試験勉強でも哲学科で身に付けた物事を体系的に整理し理解する術がとても役立ちました。

田中 千亜希さん
2009年 哲学科卒業
協働公認会計士共同事務所

 

「物事を多角的に捉えてますます成長したい」

 哲学科の学びで得られたもの。その一つは「物事を扱う力」だと思います。哲学は、しばしば目に見えない物について論じますが、その物事の論点を的確に捉え、ロジカルに考えて表現する力は仕事においても大いに役立っています。哲学科で学んだこと、とりわけ物事を多面的に見られるようになったことは、今ある自分を築いた糧となっていますし、自分の成長はまだまだ終わりでもないと思っています。

三上 明子さん
2009年 哲学科卒業
農中情報システム株式会社

 

哲学科で取得できる資格

中学校教諭一種免許状(社会)、高等学校教諭一種免許状(地理・歴史)、高等学校教諭一種免許状(公民)、図書館司書、学校図書館司書教諭、博物館学芸員、社会教育主事