教員採用試験の対策内容としては、試験情報の収集、過去問題の入手、論述のスキルアップ(論文添削)、面接練習、などがあります。
なお、私立学校は公立学校とは異なる面があります。私立は、学校ごとでカラーが大きく異なりますので、その学校の建学の精神や重視している活動などついて詳しく調べましょう。もちろん、過去問題のチェックも必須です。
以下に、おもに公立校を例として学年別の指南を示します。ああ、読んで良かった!
教員採用試験対策は早ければ早いほどよい!「教職を取ろうかな?」と思ったら ぜひ1年生のうちから次の2つだけはやろう。
1年生ではまだ試験を解くことはできないでしょう。でも、どんな問題が出るのかな?と覗いておくことは、その後教職科目を履修するうえでもとても役立ちます。「こんなふうに大切な教育課題だから試験でも出されるんだな」のような「つかみ」があると、学びがいっそう深くなります。
教職課程センターでは専門スタッフが、みなさんが教員に向いているかどうかなども含めて相談にのってくれます。無理に勧めたりはしません。教育についてなんとなく質問がある、というだけでもOKです。センターを自由に活用してください。
教職課程センターには教採の情報や過去問題集もあります。ホームページからダウンロードしなくてもセンターでGETできます。
多くの受験生は3,4年生から準備します。教員志望が明確な人はぜひ2年生から準備を。準備といっても大げさに考える必要はありません。まずは教職課程センターに遊びに行きましょう。そこで専門スタッフとお喋りしている間に、自然と教育の基礎知識やセンスが身につきます。
論文のスキルアップをしたい人は、2年生のうちからときどき論文添削を受けてみてください。4年生になってたくさん添削をしてもらうより、2年生のうちから少しずつ添削してもらう方が 同じ本数添削してもらってもずっと力がつきます。もちろんその執筆力は、他の授業のレポートにも活かせるので一石二鳥です。
秋学期には「教育実習事前指導」も始まりいよいよ本格始動です。やるべきことは次の6つです。
もう試験本番まですぐです。ちょっとしたアドバイス。
面接が2次試験のみの場合、1次試験が終わってから面接対策をする人がいます。個人面接はなんとかなる人もいますが、集団討論や模擬授業は1次試験終了後からでは無理です。充分時間をかけないと伸びない力もある!さらに集団討論や模擬授業の練習は回りまわって筆記試験の勉強にも役立ちます。人前で喋ってみたり聞いたりしてみると、机に向かってうんうん唸っているばかりで書けなかったことが、「なーんだ、こう書けばいいじゃん」とサラッと浮かんでくるものです。
なるべく早い時期から、ときどき、集団討論・模擬授業の時間を設けてください。本番までにはそれぞれ10回はやっておきましょう!