お知らせ

教職課程センター主催・シンポジウムが開催されました

  • 2024年07月09日
お知らせ

2024年7月6日(土)の午後に、2024年度の教職課程センター・シンポジウムが、市ヶ谷キャンパス・外濠校舎4階のS406教室(Zoomで同時配信)が開催されました。

今回のシンポジウムのテーマは、「命と愛に生きる~こうのとりのゆりかごから始まったいのち~」、講演者に、「こうのとりのゆりかご」当事者である大学3年生の宮津航一様、「こうのとりのゆりかご」開設に携わり、45年の看護職を経て、現在も「こうのとりのゆりかご」での相談業務に関わる、元慈恵病院看護部長の田尻由貴子様を迎えました。

第1部の講演では、まず田尻様が、「こうのとりのゆりかご」開設に至った経緯や、現在までの預け入れ状況とその背景について、預けられた現場の様子を基に、事例・統計を交えながら解説いただきました。続いて、宮津様が、自身の生い立ち、出自情報や真実告知に関する当事者としての見解を、写真や資料を豊富に用いて語ってくださいました。
第2部では、意見交換・質疑応答が行われました。遠藤野ゆり先生(本学キャリアデザイン学部教授)、吉田直子先生(本学キャリアデザイン学部兼任講師)をコメンテーターとして迎え、お二人の講演についてコメントをいただきました。その後、会場参加者を交えた質疑応答がなされ、本学学生を含めた多くの参加者と、講演者との活発なやり取りが行われました。

当日は対面参加とオンライン参加を合わせて、100名を超える参加がありました。終了後も、多くの会場参加者が田尻様、宮津様と会話する様子が見られ、実施後アンケートからも「実際の生の話を聞くことのできる、貴重な機会を設けていただきありがとうございました」、「お二人のお話から、社会が抱える課題がたくさん見えたと思います。ありがとうございました」といった声を多くいただきました。

なお、シンポジウムの詳細については、今後、『法政大学教職課程年報』等に採録し公開する予定です。

  • 第Ⅰ部  田尻 由貴子様

  • 第Ⅰ部 宮津 航一様

  • 第Ⅱ部 意見交換・質疑応答

  • シンポジウム後の集合写真