春学期の半期展示では、初版本の複刻版をご紹介します。
法政大学図書館が所蔵する初版本の複刻版の中から、明治~昭和にかけて活躍した3名の作家(竹久夢二、小林多喜二、太宰治)の作品をご覧いただきます。
当時の装丁や挿絵、活字など、趣向を凝らして作られた初版本の美しさをお楽しみください。
図書館2F入口自動ドアを入って右に展示されています。
4月は『竹久夢二』の作品を展示いたします。
竹久夢二は、明治から昭和前期にかけて活躍した詩人、画家、装幀家です。
夢二作詩の詩歌「宵待草」は、出版後、バイオリン奏者の多忠亮(おおの ただすけ)により曲がつけられ、抒情歌としても人気を博しました。
また、多くの書籍の装幀、広告宣伝物、日用雑貨などのデザインも手がけており、日本の商業デザイナーの先駆者としても活躍しました。
竹久夢二の作品を通して、美しい色彩の印刷、「大正モダン」と呼ばれる当時の時代の雰囲気を味わってみてください。