デザイン工学研究科

都市環境デザイン工学専攻

修士課程 / 博士後期課程

デザイン工学研究科

自然と共生する持続可能な日本の都市をデザインする。

近年わが国では社会の基盤整備も進み、建設関連の分野においても、社会から要求される技術者としての資質に大きな変化が生じてきています。すなわち、地球規模の環境保全、自然や生態系などの環境と共生できる都市づくり、循環型社会の構築など、多面的な課題対応が求められるようになってきているわけです。
したがって、本専攻では、従来型の単なる「ものつくり」の能力という枠組みを越え、デザイン工学研究科の教育理念でもある「総合デザイン力」に根ざした、新しい時代にふさわしい都市をデザインする、広い視野と豊かな感性を備えた人材を養成することを目標とします。
このためには、様々な問題点を高い視点から的確に捉え、解決する力が必要となりますので、専門領域を「都市プランニング」、「環境システム」、「施設デザイン」の3分野に大別し、高度な能力を持つ技術者・研究者を育てるためのバランスに配慮したカリキュラムを用意しています。

特色

  1. 修士課程に設けた2つの履修コースによる、異なる入学制度を通した多様な学生の受け入れ。キャリア3年コースは人文・社会系学部・学科の卒業者が対象。
  2. 主要な3分野「都市プランニング」、「環境システム」、「施設デザイン」について基礎から応用までバランスよく履修できる科目配当。
  3. 都市環境デザインの概念や、国際的に活躍できる人材の育成を念頭においた外国語を操る技術を習得するための科目を重点的に配置。
  4. 社会活動あるいは設計・制作といった実践的な「活動」や「表現」に生かす技術を修得するための科目として、「スタジオ科目」を各専門分野に用意。

目 標

  1. 社会に通用する確かな「知識と見識」、ならびに国際社会の一員としての「コミュニケーション能力」を身につけること。
  2. 社会基盤などを設計・建設・整備する最先端の手法を習得し、われわれの生活を守るための防災技術ならびに自然生態系等との調和を図りながら環境を保全・再生する知恵をもつ技術者を養成すること。
  3. 指導教員の個別指導のもと、研究や作品制作などを着実に遂行し、論文作成や設計・制作の技術を修得することにより、研究者あるいは高度な専門技術者として自立できる人材を育成すること。

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新見附橋改良案VR 画像(外濠再生計画:土塁から橋梁へ)

 

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研究論文審査会[公開]

3つのポリシー

カリキュラム・マップ / カリキュラム・ツリー