カーボンニュートラル推進センターは、地球温暖化をはじめとする環境問題が一層深刻化する中で、「持続可能な社会の未来への貢献」に向けた大学の責任と役割を果たしていくため、2025年4月に設立されました。
日本では、2025年年2月18日に、「世界全体での1.5℃目標と整合的で、2050年ネット・ゼロの実現に向けた直線的な経路にある野心的な目標として、2035年度、2040年度において、温室効果ガスを2013年度からそれぞれ60%、73%削減することを目指す、新たな「日本のNDC(国が決定する貢献)」」(環境省「日本のNDC(国が決定する貢献)」https://www.env.go.jp/earth/earth/ondanka/ndc.html)が、国連気候変動枠組条約事務局に提出されました。
この目標を実現していくためには、エネルギー転換や産業構造の変革だけでなく、ライフスタイルや価値観の見直しを含む、社会システムの抜本的な変革が求められます。こうした背景のもと、法政大学は、学内外のステークホルダーの多様な知見と連携しながら、「カーボンニュートラル社会の実現」に向けた研究・教育・社会貢献のプラットフォームとして機能することにより、社会の変革を後押ししていくべき立場にあると考えています。
そこで、本センターは、2022年9月16日に公表された「法政大学カーボンニュートラル宣言(総長ステイトメント)」や、大学の強みである「知の創造」と「人材育成」のもと、以下の4つの取り組みを柱とした「法政大学カーボンロードマップ」を策定し、学際的な研究の推進と技術開発・導入支援、カーボンニュートラル推進リーダーの育成と教育プログラムの開発・実施、地域・社会への普及啓発と情報発信を展開しています。
1. カーボンニュートラルに貢献する人材育成
2. カーボンニュートラルに貢献する研究推進
3. カーボンニュートラル実現のための脱炭素化
4. カーボンニュートラルに向けた地域などへの普及・連携
これらの取り組みを通じて、本センターが目指すカーボンニュートラル社会とは、単なる「ネット・ゼロ」の実現ではありません。それは、経済・環境・社会のバランスがとれ、より良い未来の創造であり、人々の暮らしがより豊かになる持続可能な社会を目指しています。そのため、地球規模の環境課題に対し、センターとして取り組めることを一つひとつ着実かつ効果的に推進し、次世代へ希望ある未来をつなげていきたいと考えています。
法政大学の「自由と進歩」の理念のもと、学内外の皆さまと連携しながら、ネット・ゼロを超えた、経済・環境・社会が調和した持続可能で豊かな未来の実現に向けて積極的に挑戦してまいります。今後の本センターの取り組みに、どうぞご期待ください。
2025年7月
法政大学 カーボンニュートラル推進センター
センター長 金藤 正直
