脱炭素化アクション

カーボンニュートラル

カーボンニュートラル推進のための取り組み

本学では、1999年に制定した「環境憲章」をもとに、環境マネジメントシステムの国際規格である「ISO14001」の認証取得をはじめ、「グリーン・ユニバーシティ」実現を目指し、継続的な活動をおこなってきました。現在、地球規模での気候変動危機が危ぶまれている中、本学としては、それらを深く認識し、広く社会と問題意識を共有すること、また温室効果ガスの排出量削減に向けた目標や行動計画を策定することで、世界的な課題の解決に向け、一つ一つ行動に移し、脱炭素社会に向けた取り組みを進めています。

グリーン電力証書の取得

本学では、2022年度より東京電力エナジーパートナー株式会社よりグリーン電力証書を購入しています。グリーン電力証書は、再生可能エネルギーによって発電された電力の環境付加価値を証書発行事業者が第三者認証機関(一般財団法人日本品質保証機構)の認証を得て、グリーン電力証書という形で取引する仕組みです。本学では、風力やバイオマスなどで生み出された年間8,732,107kWhの自然エネルギーの維持、普及、拡大に貢献しています。

カーボンニュートラル都市ガスの導入

市ヶ谷キャンパスでは、2023年度よりカーボンニュートラル都市ガスを導入しました。カーボンニュートラル都市ガスは、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、環境保全プロジェクトにより創出されたCO2クレジットで埋め合わせ(カーボン・オフセット)することにより、地球規模では、この天然ガスを使用してもCO2が発生しないとみなされるガスです。また、本学は、カーボンニュートラル都市ガスを調達・供給する東京ガス株式会社と導入した企業・法人が連携し、カーボンニュートラル都市ガスの普及、拡大とその利用価値向上の実現を目的とした「カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンス」にも加盟しました。本学は、カーボンニュートラル都市ガスの導入により年間615t-CO2のCO2削減に貢献しています。

電力使用量の見える化

本学から排出される温室効果ガスの多くは、電力由来のものであることから、エネルギー・マネジメント・サービスを導入し、キャンパス毎(3キャンパス・3付属校)の電力使用量を「見える化」しました。日々の大学生活の中で生じるエネルギーの消費状況を把握することで、学生・教職員一人一人の省エネ・節電に関する意識に訴求し、消費電力量の低減に取り組んでいます。

各キャンパスでの取り組み事例

2022年度より各キャンパスにおいて、省エネ・節電、また学生・教職員への啓発の観点から、廊下・共用部照明の昼間における消灯、間引きをおこなっています。文系・理系等、各キャンパス毎にエネルギー消費の特性があることから、それらを考慮した今後の取り組みに関する調査も開始しています。この照明の消灯等の取り組みにより、1日あたり約600kWhの電力を削減しています。