法政大学は、2022年9月にカーボンニュートラル宣言をした後、2025年4月1日にはカーボンニュートラル推進センターを設置し、大学全体としてカーボンニュートラルの取り組みを推進しています。
その一環として、夏休みの期間を通じてカーボンニュートラルを集中的に学ぶ「カーボンニュートラル夏季短期学習プログラム」を今年も実施しました。
今回は、北海道大学・関西大学および本学から学部生と大学院生をあわせて23名(法政大学からは8名)が参加し、「地域特性を活かしたカーボンニュートラル ~北海道・大阪・東京を比較して~」のテーマの下、オンライン学習や北海道札幌市でのフィールドワーク、グループワーク等を行いました。

フィールドワークの3大学合同事前学習をオンラインで実施しました。
参加者には、事前学習に先立ってオンデマンド教材の受講や自分が住んでいる地域および自分で選んだ任意の地域それぞれのカーボンニュートラルの取り組みをリサーチする事前課題が課されており、事前学習当日はまず法政大学生命科学部の渡邊雄二郎教授とともに、事前課題の振り返りを行いました。その後は、地域ごとのカーボンニュートラルに関する取り組みの紹介として、関東地域からは株式会社JERA様、関西地域からは関西電力株式会社様にご登壇いただき、各企業・地域の取り組みをお話しいただきました。
また、それまでの講義や事前課題を受け、最後は学生が各グループにわかれてディスカッションを行い、グループ内で各々の考えを共有しました。
9/2からは、北海道大学・関西大学・本学の計23名が北海道札幌市に一同に会し、2泊3日の行程での現地フィールドワークを実施しました。
1日目は、北海道大学サステイナビリティ推進機構の加藤教授の進行の下、カーボンニュートラルの現状と今後の展望について講義を行いました。また、札幌市環境局様より札幌市の脱炭素化に向けた様々な取り組みをご紹介いただき、参加学生も関東圏・関西圏とは異なる地域の事例を学ぶ貴重な機会となりました。
その後は、札幌市円山動物園を訪問しました。円山動物園は札幌市「次世代エネルギーパーク」に位置付けられており、地域特性を活かした再生可能エネルギー設備を見学しました。さらに、来場者が立ち入ることのできない動物園の設備も見学させていただき、学生たちは熱心に説明を聞いていました。
札幌市の取り組み紹介
札幌市円山動物園での施設見学
2日目は、北海道電力株式会社様・北海道ガス株式会社様のご協力のもと、札幌市における様々なエネルギー戦略について、実際の施設見学も交えながら、体感する1日でした。
午前中は、北海道電力株式会社様の苫東厚真発電所にて、石炭火力発電所の脱炭素化に向けた取り組みや水素製造設備を見学し、詳しくご説明いただきました。見学を通して、発電所における脱炭素化の取り組みについて理解を深めました。午後からは、北海道ガス株式会社様の石狩LNG基地に移動し、まず石狩LNG基地に関する映像を視聴しました。
その後、施設内の見学や展示室の見学を通して、北海道各地へ天然ガスを届けるための仕組みや設備の役割について理解を深めました。様々なエネルギーインフラの現場を体験することができ、学生たちにとっても大変貴重な1日となりました。
北海道電力株式会社様の苫東厚真発電所での施設見学
北海道ガス株式会社様の石狩LNG基地での施設見学
最終日は、北海道大学に集まり、本プログラムの総仕上げとして、「日本の市町村単位で、2025年カーボンニュートラル達成の方法を考える」というテーマの下、グループワークを行いました。
グループワークでは、さまざまな分析手法を用いながら、地域の現状と目指す姿を整理し、地域課題の解決に向けて多角的な視点から議論を深めました。
最後には、各グループが検討した内容や提案について成果発表を行いました。多様な視点からさまざまなアイデアが提案され、これまでの学びを深める、充実した1日となりました。
グループワークの様子
成果発表の様子
法政大学では、今後も様々なパートナーと連携しながら、カーボンニュートラル実現に向けての取り組みを推進してまいります。