社会学部について

学部長メッセージ

社会学部について

 

社会課題の解決はあなたの困りごとを低減します 

 学びと社会生活において、その基礎となる心と体の健康は重要です。生活の中で人々は周囲の方々と相互に影響しあっています。自分だけでなく周囲の方々も健やかである様に、気を配ってください。

 社会は人々、組織、それらのつながりとしてのネットワークで構成されています。一見安定している様でも、内部では少しずつ絶えず変化しています。変化によって絡み合いが複雑化します。そして時々大きな変化として現れます。自然環境変化、地震、疫病や戦争、技術革新、少しずつの変化の集積がある日突然顕在化します。変わるところと変わらないところの間、変わる方向性が違ったところに社会課題が発生しています。それはあなたの困りごとであるかもしれません。

 社会課題の解決には、その複雑な絡み合いを分析し、何がよいのか、どうなれば解決かを含めて、解決に向けての効果的、効率的な方法を見つけ出す必要があります。一気に解決できなくても段階的にでも解決を目指します。社会課題の解決はあなたの困りごと、不便を低減、解消します。

 社会課題の発見とその解決に向けて、様々な理論、手法、方法を効果的に身につける準備が法政大学社会学部にあります。1952年に私立大学で最初に設立された社会学部で日本最大級の規模です。膨大な知と実践のノウハウが蓄積されています。教員は研究、教育、社会活動を通じて、社会課題の発見・解決やそのノウハウの共有を実践しています。

 カリキュラムは学科やコースの授業、実習、演習、並行する総合科目の語学、視野形成科目で、体系的に構成されています。それらを順次学ぶことで、社会への理解、社会課題の発見とアプローチ、分析、表現・伝達、解決への実践力を、あなたも身につけられます。

 学びの主体は他の誰でもなく、あなた自身です。複雑さに対応するには、少なくとも同等以上に複雑であることが必要です。人は一足飛びの複雑化はできません。単純なところから順次身につけます。その速度は人それぞれです。進んでいる気がしない日々もありますが、継続によりあなたも到達できます。分からないと思っていた物事が、ある日ふと「なんだ、そうだったのか!ならばこうしてみよう。」となる日があなたにも来ます。

 その日を目指して、社会学部というアカデミックコミュニティで、ともに学ぶ仲間と、あなたも日々研鑽を積みましょう。

社会学部長 宇野 斉