法政大学は岩手県陸前高田市と2019年に「SDGs推進連携協定」を締結しています。
法政大学では陸前高田市と共同で、「SDGsワークショップ」を2020年11月より実施しています。
本ワークショップは、学生と地域の事業者が一緒になって、SDGsの課題解決に向けた提案を考えるものです。
法政大学からは、学生・大学院生合計18名が参加しています。
また、陸前高田市からは、陸前高田市役所のほか、市内の社会福祉法人燦燦会様、橋勝商店様、村上製材所様、株式会社山十様の4つの事業者にご参加いただいています。
さらに陸前高田市とSDGsを含めた地方創生に関する包括連携協定を締結する株式会社日経BPにご協力をいただきながらワークショップを進めています。
11月24日には、顔合わせとなるキックオフミーティングを行いました。
<参加学生より>
お話を伺って、(福)燦燦会が運営するあすなろホームは「はぴなろカフェ」や地元の小学生~高校生との交流といった様々な取り組みを既に精力的に行っていらっしゃるという印象を持ちました。それと同時に、あすなろホームさんのこうした取り組みを可能にしているのは、同じ岩手県を拠点に福祉を起点に新たな文化を創り出す活動をしている(株)ヘラルボニーさんや、陸前高田市役所の方々との密接な繋がりによるものではないかとも感じました。
このことから、(福)燦燦会の千葉さんが仰っていたような「障害のある人も社会貢献ができる」、障害のあるなしにかかわらずみんなが「同じ目線で付き合う」ことのできる社会を実現していくにはやはり「人と人との繋がり」を重視した取り組みを考える必要があると感じました。(法学部1年中越百合子)
<参加学生より>
村上製材所さんの事業内容や木材の特徴などについて専門的な要素を交えて教えて頂きました。
近年急速に変化したライフスタイルから人々の山への関わりをどう取り戻すのか、短いサイクルではなく長期的視点で捉えることの重要性とともに課題を発見することができました。
大きく構造を変えるのではなく、自然に人々が山に歩み寄るような、そんな身近な存在としての山になると同時に、木材の可能性を引き出せるようなアイデアを出し合い、木の未来をチームで考えていきます。(現代福祉学部3年 石川智優理)
<参加学生より>
私たちの想像を超えるような素敵で壮大なプランを橋勝商店さんがお持ちで、そのやる気に負けないように私たちも頑張らなきゃいけないなと強く思ったのが、第一回の分科会でした。お店のことだけではなく、陸前高田の街全体を考えたプランがたくさんあり、改めてとても貴重な機会に参加することができたのだと感じました。次回以降、私たちからも積極的に提案をしていき、SDGsの目標達成に向けて頑張っていきたいと思います。(法学部1年 森 響子)
<参加学生より>
伊東文具店さんとチームの皆が直接意見を交えた最初の分科会は、とても実りのあるものとなりました。私がぼんやりと頭の中で考えていたことを言語化したり、チームの意見を聴いたりすることによって、アイディアが広がり、具体的なゴールへの道筋が描けたように感じます。まだ第一回目の分科会ということで十分な話し合いはできていませんが、これから伊東文具店さんと話し合いを進め、良好な関係性を築いていけたらと思っています。(現代福祉学部2年Y.I)
今後、数回のワークショップを経て、来年3月に向けて、提案書をまとめていきます。(その2はこちら)