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【学部ニュース】日本の空を支える挑戦 ~GIS卒業生が歩む日本航空の空港企画~(畠山快さん)

  • 2025年02月16日
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協力してくれた卒業生

畠山快さん(2020年3月卒業)

畠山さんはグローバル教養学部(GIS)を卒業後、日本航空株式会社に業務企画職として入社しました。2021年10月からは空港企画部で勤務されています。今回は、畠山さんに学生時代の取り組みや現在の仕事について伺いました。

■ 今回の質問内容

 現在の仕事内容について教えてください。
 なぜその業界や企業を選んだのですか?
 学生時代についても教えてください。
 GISでの学びが今の仕事にどう生きていますか?
 今後のキャリアビジョンについて教えてください。
 グローバル教養学部(GIS)の好きなところを教えてください。
 GISを目指す高校生にメッセージをお願いします。


現在の仕事内容について教えてください。

入社してから1年半は株式会社JALスカイに出向し、国際線のグランドスタッフとしてチェックインカウンターや搭乗ゲート、お手荷物の返却業務等に従事しておりました。 その後、日本航空株式会社空港企画部に配属され、現在に至ります。
空港企画部で担当している主な業務内容は以下の3つです。

1.イレギュラー発生時の対応 便の遅延や欠航等のイレギュラーが発生した際のシステム処理や各国入国管理局との調整、他航空会社との連携やお客さまのご旅程の変更等を担当しております。
2.空港のサポート業務 弊社が就航している国際線空港や関係部門、機内のパイロットや客室乗務員からの問い合わせに対応する社内窓口業務と、必要に応じた社内外との連携を行っております。問い合わせの内容は、お客さまのご渡航書類や輸送制限品、各国の制約等多岐に渡ります。
3.空港に関係する新規プロジェクト対応 新たなシステムの導入や、契約締結の調整を行っております。至近では、コードシェア運航の開始等、国外航空会社との連携強化に携わっております。

なぜその業界や企業を選んだのですか?

自分がワクワクしながら日本の魅力を世界に広められる企業に強く惹かれたためです。就職活動の軸として「自分が楽しいと感じること」「好きなこと」を第一に置いたうえで、大好きな日本という国そのものを支えていきたいと感じていました。その中で、日本への移動手段としてはもちろん、利用するさまざまな場面において日本らしさを感じていただくことを目指す弊社に魅力を感じ、その価値を向上させていきたいと考え入社しました。

学生時代についても教えてください。

テーマパークでのアルバイト活動や法政大学オープンキャンパススタッフの活動を通し、多様な人々と関わることに力を入れておりました。

GISでの学びが今の仕事にどう生きていますか?

GISで学んだ“Critical thinking” を生かし、どんな場面においても自分の目標を見失わず、客観性と主観性を持ち合わせることを意識して業務を行っています。提携先とのミーティングでロンドンに出張した際、事前に想定していた方向で話し合いが進まず、現地で苦慮したことがありました。そのような状況においても、多角的な視点から物事を考えることを意識し、双方の現状とゴールを再確認することで、解決の糸口を見つけることができました。厳しい状況におかれている時こそ自分に疑いの目を向け、客観的に見つめ直す力は、GISでの活発な意見交換で身に付いたものだと自負しています。

今後のキャリアビジョンについて教えてください。

今後は海外空港や支店での業務を通して、日本や弊社に対してより多くの方に興味を持っていただけるようになることが目標です。将来的には、現在よりももっと沢山の皆さまに「日本を訪れる、または、日本から離れるなら日本航空」と言っていただけるような価値を提供することができるよう、精一杯努めてまいります。

グローバル教養学部(GIS)の好きなところを教えてください。

多様性あふれるさまざまな人との出会いが学年問わずあることです。いろいろな背景を持つ学生が集まり、GISならではのさまざまな授業を学ぶことで、本当に多くのことを吸収できた4年間だったと感じております。英語力や国籍、年齢が異なっている仲間と切磋琢磨しながら学べたことはかけがえのない財産であり、GISで出会った仲間との交流は今でも続いています。また、「勉強を強制されている」印象が全くなく、幅広い分野について能動的に学べる体制が整っていることで、入学前と比べて視野が格段に広くなったと感じています。

GISを目指す高校生にメッセージをお願いします。

自分のやりたいことが決まっている方であっても、そうでない方であっても、英語が好きな方であればどんな人でも受け入れてくれる学部であると思っております。私自身はGIS入学当初の英語クラスは一番下のクラスでしたが、手厚いフォローや意欲的に学べる環境のおかげで、卒業時には一番上のクラスレベルの英語スコアを獲得することができるようになりました。英語に不安がある方であっても、英語が好きな方であれば思う存分学べる環境がGISには揃っていると感じます。少人数授業ならではの活発な議論と、好きなことを好きなだけ学べる環境、そして、手を取り合える一生涯の仲間が必ず見つかるはずです!


畠山さん、お忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました!空港業務の最前線で活躍しながら、日本の魅力を世界に発信し続ける姿がとても印象的でした。貴重なお話を共有いただき、心から感謝いたします。

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