2023年3月にグローバル教養学部(GIS)を卒業後、株式会社島津製作所に就職された板倉さんにお話を伺いました。
GISでの4年間、板倉さんは授業や学内活動、そして海外留学など、多様なフィールドで積極的に挑戦を重ねてこられました。大学入学時には海外経験がなかったものの、自ら環境に飛び込み、視野を広げながら学びを深めていったといいます。
現在は、日本のものづくりを支える企業の一員として、分析計測機器の営業に従事されています。学生時代に培った姿勢や経験は、社会人となった今、どのように生きているのでしょうか。
今回は、GISでの学生生活から現在のお仕事、そして今後のキャリアビジョンまで、幅広くお話を伺いました!
日々の授業や学生支援団体での活動(オープンキャンパススタッフ等)、派遣留学(アメリカ・サンディエゴ)に力を入れました。
大学入学まで海外経験がなく英語力に不安があったため、授業の予習・復習をこまめに行い、さまざまな分野の授業を幅広く履修していました。
派遣留学はコロナの影響で二度延期となってしまいましたが、一年間学生生活を延長し、無事に留学を実現しました。
交換留学を通じて日本の良さを再認識し、日本の強みに携わる仕事がしたいと考えるようになりました。食、娯楽、治安、品質など日本の強みは多くありますが、島津製作所の分析計測機器は、日本の製造業全体の研究開発や品質管理を支えています。日本の技術力を根底から支える仕事である点に魅力を感じ、入社を志望しました。
現在は、分析計測ソリューション営業統括部にて、分析計測機器の営業として、東京23区南部エリアの民間企業を担当しています。担当先には大手企業から中小企業、ベンチャー企業まで幅広い規模の企業があり、業界も食品、化粧品、化学、電子機器、輸送機、環境関連など多岐にわたります。多様な顧客の課題に向き合いながら、最適な提案を行っています。
GISでは英語の壁に直面し、現在は化学や物理の知識の壁に直面しています。学問分野としての直接的なつながりはありませんが、学生時代に培った「分からないことをそのままにせず、突き詰めて考える姿勢」は、仕事の中で大いに役立っています。自社製品や顧客業務を深く理解するために粘り強く学び続ける姿勢は、GISでの経験が確かな土台になっていると感じています。
扱う製品の幅が非常に広く、まだ分からないことも多いため、当面は営業として知識と経験を積んでいきたいと考えています。国内営業を極める道に加え、海外営業や営業戦略・企画(売れる仕組みづくり)、人事(新卒採用など)にも関心があります。自ら積極的に情報を取りに行きながら、時間をかけてキャリアを検討していきたいです。

GISは、開講されている授業も、集まる学生も非常に多様です。大学入学時点で将来の目標や興味が明確な人は多くないと思いますが、GISはその多様性ゆえに、自分の可能性を広げやすい環境だと感じています。環境を活かすかどうかは自分次第ですが、志の高い学生が集まる刺激的な環境で、ぜひ多くのことに挑戦してほしいと思います。
板倉さん、ありがとうございました!
留学や学生支援団体での活動など、学内外での多様な挑戦を通じて視野を広げられてきたご経験が、現在の営業としての幅広いご活躍につながっていることがとても印象的でした。特に、困難な状況の中でも留学を実現された行動力や、「分からないことを突き詰めて考える姿勢」を大切にされている点は、まさにGISでの学びの成果そのものだと感じます。多様な分野を横断して学ぶGISの環境が、新しい領域に直面しても粘り強く学び続ける力となり、日本の技術力を支える仕事への挑戦へと結びついていることは、在学生や受験生にとっても大きな励みになるはずです。
今後も板倉さんが培ってこられた主体性と探究心を生かし、国内外のさまざまなフィールドでさらにご活躍されることを、心より期待しています。
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