2026年2月21日(土)から23日(月)、人馬のウェルビーイング研究所(大学院特定課題研究所、以下人馬WB研究所)ならびに体育会馬術部(以下馬術部)が、『HORSE MESSE TOKYO 2026』(以下、ホースメッセ)へ参加・出演しました。当イベントは東京都世田谷区にあるJRA馬事公苑を会場とし、ホースメッセ実行委員会が主催しています。JRA日本中央競馬会特別振興資金助成事業として毎年メインテーマが「馬を身近に感じる」となっており、今年のサブテーマには「未来へ繋ぐ馬との世界をデザインする」が据えられました。
その中で、人馬WB研究所と馬術部はこれまで研究として取り組んできた『引退競走馬のリトレーニング/グラウンドワーク』が評価され、2025年5月の『JRA馬術フォーラム』に続き、大型イベントにおけるグラウンドワーク実演での出演依頼を受けました。
馬術部の出演人馬は、郡山祥多選手(経済学部2年)とヤマニンプレシオサ(9歳牝馬)、加藤広夢選手(社会学部1年)とヤマニンペダラーダ(12歳セン馬)、以上の2人馬の構成となり、伊澤心春選手(現代福祉学部2年)と吉野桜季選手(社会学部2年)、ヤマニンマヒア(10歳セン馬)がサポート役として参加しました。上記3頭を含めて、馬術部で繋養している馬は全て、北海道新冠町の競走馬生産育成牧場である錦岡牧場より寄贈いただいた引退競走馬です。人馬WB研究所と馬術部は錦岡牧場と提携を結び、連携の上で、引退競走馬のセカンドキャリア構築に関する研究に取り組んでいます。
馬術部が主演したのは、初日2月21日(土)の講習会『ホースリーディング~馬と一緒に歩こう!~』でした。グラウンドワークの国内第一人者で、ホースマンシップに基づいた馬のトレーニングを実践している持田裕之氏(Hiroyuki Mochida Horsemanship代表)と馬術部が共演する形で講習会を展開。インドアアリーナで実演し、約500名の受講者がスタンドから観戦しました。
講習会内容は、馬術部の郡山選手&ヤマニンプレシオサ、加藤選手&ヤマニンペダラーダがそれぞれグラウンドワークを実演し、その様子を持田講師がプロの視点で観察しながら具体的なアドバイスを施し、人馬のコミュニケーションの最適化を図っていくという形です。
持田講師より郡山選手と加藤選手へ、『安全で快適な環境を求める馬に対し、人がリーダーになり、人が提案した距離や位置にいることが馬にとって快適な場所である、ということを伝えるアプローチ』のレクチャーがなされ、その要素を伴ったアクションを両選手がヤマニンプレシオサとヤマニンペダラーダへ提示しました。郡山選手と加藤選手が日頃馬術部においてトレーニングを積んでいる内容に、持田講師より的確なレクチャーを施していただいたことで、学術的な理解を得て飛躍的なスキルアップを遂げることが出来ました。両選手がヤマニンプレシオサとヤマニンペダラーダへ明快な指示を出し、それを両馬が注意深く感じ取って正しいアクションを展開する姿があり、両選手をリーダーとして尊重している様子が見て取れました。受講者の方々も、郡山選手・加藤選手の熱心な取り組みと、持田講師の素晴らしいレクチャーに大変満足された様子でした。
その他の講習会においても馬術部の選手と馬達は各講師のサポートに就き、間近で貴重な学習機会を得ながら、講演を沢山の受講者の皆様へお届けすることが出来ました。
ホースメッセのような大規模な講習会イベントで、人馬WB研究所ならびに馬術部として日頃の研究成果を披露できる機会を得たことは非常に有益であり、人馬にとって大変貴重な経験となりました。オファーをくださったホースメッセ実行委員会の皆様へ、心からの感謝を表します。
今後も人馬WB研究所並びに馬術部は『引退競走馬のリトレーニング/グラウンドワーク』の研究に勤しみ、競馬産業、サラブレッド産業、各自治体とのパートナーシップを深耕化して『人馬のウェルビーイング』の輪を広げ、人馬双方の健康で幸福な暮らしの実現を目指して参ります。
講習会『ホースリーディング~馬と一緒に歩こう!~』には500名程の受講者が集いました
持田講師のレクチャーを受ける郡山選手・伊澤選手とヤマニンプレシオサ
テリー酒井講師の講習会『サドルフィッティング―あなたの鞍、馬に本当に合っていますか?―』をサポートする郡山選手&ヤマニンペダラーダ
ホースメッセという晴れ舞台で活躍した郡山選手&ヤマニンマヒア、吉野選手、加藤選手
法政大学 人馬のウェルビーイング研究所
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