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11月22日、ソーシャル・イノベーションセンター(SIC)を会場に、SICカフェ第4弾「多摩地域形成論の続きを語ろうⅡ」を開催しました。
ゲストをお招きして、学生も地域も共に学び、“語り合う場”として誕生した「SIC」カフェ。
第4回目の開催は、八王子市第1層生活支援コーディネーターの今泉靖徳氏をゲストにお招きし、同日の多摩地域形成論の“続き”として開催しました。
今泉氏の活動の舞台である館ヶ丘団地活動拠点とするSIC学生プロジェクト「館ヶ丘プロジェクト」を始めとしたSICで活動する学生たちや、多摩地域形成論での講義を受けてSICカフェにも駆け付けた学生のほか、八王子市内でNPO活動をする方や中間支援として学生活動を支援する立場の方など12名が参加しました。
今泉氏からは同日の多摩地域形成論でご講演頂いた内容を改めてお話頂きました。
今泉氏が八王子市館ヶ丘団地の「ふらっと相談室」に着任したのは、12年前。
当時、団地は人通りなく、人との交流するような雰囲気もなかったと振り返られ、そこから、多くの学生と協力し合いながら、団地の見守り活動(夏休みに熱中症対策を兼ねて独居高齢者のお宅を訪問)をはじめ、翌年には「おむすび計画(見守りする学生たちを団地住民さんが昼ご飯におむすびを握って応援)」へと発展していきました。更には、おむすびを握っていたおばあちゃん達の団地応援隊が結成され、スーパー閉店やコロナ禍の環境下においても、団地の食を支える活動へと発展し、ついには「たてキッチンさくら」という地域食堂の開店まで繋がったプロセスが語られました。
今泉氏からの話題提供のあとには、参加者で小グループをつくり、情報交換や意見交換など行われ、活発な時間が過ぎていきました。カフェの最後に、参加者から感想を話してもらいました。そのうちの幾つかをご紹介します。
・館ヶ丘団地で活動しているが、閑散とした風景から始まったとは知らなかった。今泉さんや地域の方々に感謝したい。
・コロナ禍で人数が少なくても継続し、今年20名増えて様々な活動を展開できているのは、よくやってきたんだなと振り返ることができた。
・多摩地域形成論を聞いて感銘を受けて参加した。今日話を聞くまで、館ヶ丘団地のことも、SICでの多くの学生プロジェクトのことも知らずにいた。今日知ることが出来て本当に良かったし、多くの学生に知って欲しいと思う。
・SICには10年以上活動を継続しているプロジェクトもたくさんあるが、これは他の大学には無い特徴ではないか。
このSICカフェを開催した翌日には、館ヶ丘団地で「1日道の駅マルシェ~自治会秋祭り」が開催されるタイミングでした。
SICカフェに限らず、様々なイベントを通じて、学外・地域へのネットワークを広げると同時に、学内・学生への機会の提供にも力を入れていきたいと考えています。
ソーシャル・イノベーションセンター
メールアドレス:sic◎ml.hosei.ac.jp
(お問い合わせの際は記号を半角@に変更してください)