株式会社日本旅行を講師企業にお招きし、横浜市が抱える多くの地域課題を解決し、地域経済を活性化し、新たな雇用を生み出す横浜市の取り組みを学び、未来のあるべき社会、地域とライフスタイルについて考えました。2度の事前学習と横浜市でのフィールドワークを通じて、私たちがより良く生きるために必要なこと、それを実現できる地域づくりについて議論し、まとめ、提案しました。
8/23の1回目の事前学習では、株式会社日本旅行様を講師にお招きし、本プログラムの全体講義を行いました。「地域課題の解決に繋がる産業の在り方について考える」をテーマとして、まずは日本旅行様がこれまで社会・地域課題の解決に向けて取り組んできた事例をご紹介いただき、そのうえでグループにわかれて、「自分の地域における課題とそれを解決するための取り組み」について議論しました。自分が暮らす地域を題材とすることで、現在の地域課題についてより具体的に考えることができ、各グループで積極的に意見交換をする様子が見受けられました。
グループワークの様子
グループで議論した内容の発表の様子
8/30の2回目の事前学習では、横浜市様を講師にお招きし、本プログラムのフィールドワーク地である横浜市について学びました。横浜市が現在取り組む「サーキュラーエコノミーplus」をテーマとして、まずは横浜市の現状をご説明いただいたうえで、公民連携を推進し、社会・地域課題に対して新たな価値や解決策を「共創」していく重要性について学びました。横浜版地域循環型経済「サーキュラーエコノミーplus」とその取り組み事例をご説明いただいたことで、現地フィールドワークを行う横浜市について学びを深める良い契機となりました。またこの回でも、最後に、「横浜市の事例を参考に、住み続けたいまちを実現させるための、住民も連携して取り組めることを考える」というテーマのもと、グループで議論をすることで、未来のライフスタイル実現に向けての考えをより深めました。
横浜市様との議論の様子
グループで議論した内容の発表の様子
9/8の現地フィールドワークでは、横浜市で様々な取り組みを行う方々を訪問しました。
まずはじめに、幸海ヒーローズの皆様を訪問しました。幸海ヒーローズは、横浜市の金沢文庫で立ち上がった海を守るプロジェクトで、コンブの養殖を通じて環境問題解決に向けてブルーカーボンの取り組みを行っています。最初に幸海ヒーローズの取り組みを紹介いただいたうえで、実際に養殖されているコンブを用いて、化粧水を作るワークショップを行いました。また、コンブを試食する機会もいただいたり、養殖場を実際に見学したり等、様々な観点から取り組みを体験する実りある機会となりました。
昼食は、横浜市の特産品である海苔を使ったオムライスを堪能しました。
次に、午後からは竹山団地に移動し、神奈川大学のサッカー部の学生が高齢化により空き室が増加している団地に寮として移住し、地域コミュニティを形成しながら団地の活性化を目指す取り組みについて学びました。実際に竹山団地を歩きながら視察したうえで、実際に神奈川大学の学生の皆様と交流する機会も設けていただき、グループで議論することで地域課題解決の実例を学びました。参加者と近い立場・目線で地域課題解決に取り組む皆様と交流することで、参加者にとっても刺激の多く、有意義なプログラムになりました。
幸海ヒーローズ様の講演
神奈川大学の皆様とのディスカッションの様子
「
成果発表の様子①
成果発表の様子②