お知らせ
コロナ禍の「今だから考えたい将来のコト」シリーズの一つとして、10月27日、11月17日、12月15日の3回にわたり、本学評議員で元日本銀行の池上貞純氏をお招きして、金融特別ゼミナールを開催しました。
【開催日時】
第一講「金融の歴史」 2020年10月27日(火) 17:00~18:00
第二講「金融の現在」 2020年11月17日(火) 17:00~18:00
第三講「金融の未来」 2020年12月15日(火) 17:00~18:00
【開催方法】
対面とZoomの併用
【参加人数】
延べ55名
【内容】
第一講の「金融の歴史」では、貨幣の歴史、金融システムの変遷、11世紀以降欧州のファイナンスの中心だったイタリア、17・18世紀の中心オランダ、19世紀の中心英国、そして20世紀の中心米国、中央銀行制度の設立についてお話をいただきました。
第二講の「金融の現在」では、日本の金融機関の変遷、世界の大手銀行、証券会社、金融のデジタル化、アリババ集団アントグループなどの新しい銀行業、ビットコインなどの通貨の胎動についてお話をいただきました。
最終回の第三講「金融の未来」では、新しい銀行の形態、FinTech企業群の台頭、GAFAによるデジタル産業革命、AI、ブロックチェーン、量子コンピュータなどを使った新金融技術についてご講演いただいたあと、「新しい銀行業は、デジタルの最先端技術取り入れた銀行として再生復活する。デジタル金融戦国時代に金融というフィールドで参戦してみたいと思う方は是非就職先として選定して下さい。」との言葉で締めくくられました。
豊富な図表や資料を駆使した講義はわかりやすく、また最新の情報も盛り込まれ、学生には大変刺激になったようです。
参加した学生からは、
・中国企業の躍進がとても詳しくて参考になった。
・アメリカと中国のIT企業が伸びている話を聞いて日本の企業ももっと頑張ってほしいと思いました。私自身も来年度から社会人になるため向上心をもって仕事に取り組みたいと思います。
等の感想が寄せられました。