お知らせ

【開催報告】Vietnam-Japan University(ベトナム)とサマープログラムを開催しました(8月31日)

  • 2020年09月16日
  • イベント・行事
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sdg_icon_wheel_rgb.pngVietnam-Japan University(ベトナム)とサマープログラムを開催しました(8月31日)

法政大学総長室付教学企画室では、海外の大学生との交流を通して視野を広げ、コミュニケーションスキルを磨く場として、「オンライン学生交流会」を実施しています。
今回は「異文化交流を楽しむ!」をテーマに、ベトナムのVietnam-Japan University(日越大学)とオンライン交流会を開催しました。

【開催日時】
2020年8月31日(月) 15:00~17:00
【使用言語】
英語
【開催方法】
Zoomを使用したオンライン開催
【参加人数】
法政大学学生(日本) 7名(1~4年生)
Vietnam-Japan University(日越大学)学生(ベトナム) 5名

今回の企画・進行は法政大学の中原明子さん(法学部4年)、横溝満里奈さん(経営学部4年)の2名が担当しました。
企画検討の際は、日越大学スタッフの山口氏にもご参加いただき、日本とベトナムをつないでオンラインでミーティングを行い、ベトナムの学生がどんなことに興味を持っているか、どんなテーマを設定したら参加者が楽しめるか、ということを中心に意見交換を重ね、次のプログラムを考えました。

【交流会プログラム】
・スタッフ紹介、アイスブレイク「Who am I?」
・自己紹介(ペア)(15分)
・グループトーク①「Photo Quiz」(4人グループ)(30分)
・グループトーク②「My Favorite Place」(6人グループ)(30分)
・感想シェア
・フリートーク

交流会は日越大学学長特別補佐の小樋山覚氏から一言お言葉をいただき、スタートしました。

まずはアイスブレイク「Who am I?」(私は誰でしょう)クイズです。
出題者の学生が、自分がなりきる「誰か」を決め、残りの参加者が質問をしながら「誰」か当てるゲームです。最初は質問が少なかったのですが、ファシリテーターのあたたかい声掛けによりエンジンがかかり、様々な質問が投げかけられ、最終的に「猫」という正解が導かれました。

場が温まったところで自己紹介、グループトークへと進行します。
今回のプログラムはゆっくり対話を重ねていく、ということを大事にし、まずは2~3人のグループで15分間の自己紹介を行いました。

次に1つめのグループトーク「Photo Quiz」です。
自分が写っている写真にまつわるクイズを出し、グループメンバーが答えを考える、というもので、ベトナムの学生は自撮りが好き、ということから着想を得たゲームです。

2つめのグループトークは「My favorite Place」。
参加者各自が事前に作成した「お気に入りの場所」に関するスライドや1~2分程度の動画により、それぞれの「お気に入りの場所」を発表しました。スライドや動画を通してベトナムや日本の風景を知ることができ、お互いの国についてより関心が高まりました。

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(参加学生が発表したスライドの一部)

ここで、現在ベトナムのフエに留学中で現地から参加した現代福祉学部3年小林さん制作による「My Favorite Place」動画を紹介します。

制作)小林せり愛さん(現代福祉学部3年) 現地ご友人:Minh Đứcさん Ngọc Dươngさん

「ベトナムの古都フエは世界遺産があり歴史を感じさせてくれます。美しい山や海も近くにあり自然豊かなフエが私は大好きです。」と話す小林さん。
ベトナムの色彩豊かな風景、伝統的な建物、とても素敵ですね。
旅行にいけないコロナ禍にあっても、交流会を通してお互いの国の景色をシェアし印象的な風景を見ることができました。

本学の参加者からは、
「ベトナムの食べ物や文化への理解も深めることができました。」
「日越大学の皆さんから、勉強やコミュニケーションに対する意欲を感じました。私もそのような姿を見てエネルギーをもらいました。」
「グループトークでは日本人のシャイさが少し出ていたと感じましたが、ベトナムの学生がフレンドリーに接してくれたので楽しく話をすることができました。」
「進行係の方が進行をスムーズに行ってくださったので、飽きることがありませんでした。」
等の感想をいただきました。

また、日越大学の参加者からも次の感想をいただきました。その一部をご紹介します。
This is a very meaningful and interesting program.  Students can interact with each other about their interests as well as study history at the university.  People can also become friends and learn better together.  Thank you for your program.
(とても有意義で面白いプログラムです。 大学で歴史を学ぶというだけでなく、学生同士で興味のあることについて交流することができます。 出会った人とは友達になり、より良い学びを共にすることができることでしょう。 プログラムに感謝しています。)

Hosei students are nice and friendly. Thank you all for the meeting. I hope we can have other meetings in the future.
(法政の学生は親切でフレンドリーです。皆さん、このようなミーティングをありがとうございました。今後もミーティングをしていきたいと思います。)

双方の学生が交流会を楽しんだ様子が伝わってきますね。

03_集合写真.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてここで、今回の企画を考え、当日のファシリテーターを務めた2人の学生から全体に関するコメントをいただきます。

中原明子さん(法学部4年):
今回はこのような貴重な機会をいただきありがとうございました。
企画では、ベトナムの文化や学生の好きなものについて知らなかったため、どのような企画をするべきか悩みました。
そこでベトナムについて理解を深めるために自分たちで調査し、また、日越大学で働く職員の方からのお話を通じ、ベトナムの学生は自撮りが好きだということを知り、皆が盛り上がるクイズ形式でPhoto Quizを行うことにしました。
交流会では皆が楽しそうにしている姿をみて企画をやって良かったと感じました。
英語が苦手な私にとって司会は大きな挑戦でしたが、周りの方から優しくしていただき、順調に司会を進める事ができました。
自分自身を成長させる事が出来る貴重な機会となりました。
ありがとうございました。

横溝満里奈さん(経営学部4年):
このイベントを通して一番印象的だったのは、ベトナムの学生は思っていたよりもシャイで、自分の想像とは違っていてギャップを感じたことでした。
私はおもに前半の企画進行を担当し、アイスブレイク「Who am I?」を行いました。
ゲームスタート時、彼らはルールを理解していたと思うのですが、発言をするのに躊躇しているように見受けられました。
また、ブレイクアウトセッションを使った少人数でのグループトーク時も英語でコミュニケーションを取ることに難しさを感じました。
日本について学んでいる学生だったので、日本語で話しても伝わるかもしれないと思い、日本語で話しかけてみたところ、反応良く会話が進みました。
今回の交流言語は基本的に英語でしたし、英語は世界の公用語という認識がありましたが、日本語のほうが伝わるという体験したことは驚きでした。
自分が考えていることと実際は違いがある、そのことを身をもって体験しました。
彼らが日本についてもっと楽しく学ばれることを願っています。

参加する皆さんにとって楽しい時間なるにはどうしたらいいか、そのためにベトナムのことを知ろう・理解を深めようとする姿勢がとても印象的でした。
言葉の交流だけではなく、お互いを想い合う心の交流もできたことを感じる交流会でした。

総長室付教学企画室では、今後も様々な国の大学生とのオンライン交流会を企画していきますのでぜひご参加ください。