刊行物

沖縄文化研究 1号~10号

研究所紀要『沖縄文化研究』

10号 1983年10月

  • 明治前期官辺の沖縄論策   安岡昭男
  • 久米島の諸家家譜記事の編年  梅木哲人
  • 『歴代表文集』注釈(一)  安藤信広
  • 諸所抜砂糖取締心得候覚-本文と解説  先田光演
  • 南西諸島における神観念・世界観の再考察-奄美のノロ祝女信仰を中心に  クライナー・ヨーゼフ
  • 奄美における楔の文化と真珠湊の碑文の解釈について  恵原義盛
  • 鳩間島の祭祀と文芸 -結願祭を中心に-  大城学
  • 『おもろさうし』の「ふし名」について  島村幸一

9号 1982年6月

  • 沖縄の瓦造り-与那原瓦窯を中心に-  上江洲均
  • 島津領国の文禄検地高と琉球の石高  渡口真清
  • 勝連按司阿摩和利の名誉のために  川平朝申
  • 竹富島の鍛冶伝承  上勢頭亨
  • 八重山歌謡の歌形の諸相  波照間永吉
  • 八重山の家譜覚書  新城敏男
  • 南島における物語的歌謡の研究-宮古諸島を中心に-  多和田さち子

資料紹介

  • ドイツ遭難船員の手記  下地馨

8号 1981年6月

  • 琉球諸島の奄美大島  L・ドゥーダーライン
  • クライナー・ヨーゼフ,田畑千秋 訳
  • 奄美神祭りの構造とテルコ神  小野重朗
  • 稿本『南嶋探験』の成立事情   東喜望
  • 永積安明教授沖縄渡航拒否事件  鹿野政直
  • 沖縄の狂言-沖縄芸能における狂言の影響を中心に-   矢野輝雄
  • 宮古歌謡の歌形  玉城政美
  • おもろにうたわれた地域と人-「地方おもろ」の分析とその特徴-  竹内重雄

7号 1980年6月

  • 南島の「国見」行事  仲松弥秀
  • 祟りなすものの南島的形象-鱶伝説にみる南島の思想-  比嘉実
  • 『琉歌百控』と奄美の現行歌謡  小川学夫
  • 宮古島の神歌とその流れをめぐって  小島美子
  • 狩俣の神々-タービ・ピャーシをもとに-   新里幸昭
  • 沖縄戦記録・文学試論-時期区分について-  仲程昌徳
  • 奄美における人身売買・ヤンチュの研究  大山麟五郎
  • 『大和横目日記例外寄』について  福地唯方
  • 武姓文書 球陽研究会

6号 1979年6月

まえがき

第一部

  • 琉球語源辞典の構想  服部四郎
  • 月と日の天上神座-沖縄での思考-  中村哲

第二部

  • 沖縄民謡宗教の核-ノロ祝女イズムとユタ巫女イズム-  桜井徳太郎
  • 民俗学と人文地理学の狭間に立って-沖縄研究に想う-   小川徹
  • 先史時代の沖縄諸島  高宮廣衛
  • 薩摩藩の天保改革と奄美、沖縄  山本弘文
  • 沖縄方言の動詞活用の記述から  屋比久浩
  • 日本語の歴史と日本語方言学  上村幸雄
  • 沖縄の近代文学  岡本恵徳
  • 沖縄文学の全体像  外間守善

5号 1978年6月

  • 沖縄本島の冥界婚姻巫俗-ユタの関与するグソー・ニービチー-  桜井徳太郎
  • 奄美の歌謡と民俗の中の"キョラ"  恵原義盛
  • 八重山キリシタン事件について  高良倉吉
  • 八重山歌謡ゆんたの特質  宮良安彦
  • 与那国島に存する組踊写本の考察  当間一郎
  • 八重山の年中儀礼-考察への予備的覚書(一)-  植松明石
  • 竹富島の種子取祭と芸能  狩俣恵一
  • 「豚聟入」とその周辺  田畑千秋

4号 1977年7月

  • 王国末期農村における家祭祀体系の形成 -我部祖河文書の紹介と民俗史的考察(二)  小川徹
  • 仲尾次政隆の配流日記  島尻勝太郎
  • 地方おもろ成立の周辺-地方おもろと文字の出逢い  比嘉実
  • 徳之島における子どもの遊び  徳富重成
  • 沖永良部島の百合騒動  先田光演
  • 統合過程における国家と周辺地域-血判誓約書形成過程の政治的意義  我部政男
  • 沖縄戦後史論序説  新崎盛暉
  • 久米具志川間切公義帳について  菊山正明

3号 1976年7月

  • 「江戸上り史料」中の芸能史料  宮城栄昌
  • オモロの構造  玉城政美
  • 奄美の民間説話の世界  山下欣一
  • 琉球の抄造紙  糸数兼治
  • 太陽の木と鳥-「おもろ」と『楚辞』  中村哲
  • 柳田国男と「海上の道」  国分直一
  • おもろ語「うりずん」と「若夏」  外間守善

2号 1975年10月

  • 沖縄本島北部地域における「引」・「親類」・「一門」-我部祖河文書の紹介とその考察  小川徹
  • 「赤マタ・黒マタ」祭祀の構造  中沢新一
  • 近世中期の琉球誌  東喜望
  • 琉歌の源流とその成立  比嘉実
  • 沖縄の人形芝居-チョンダラー芸能と念仏歌  池宮正治
  • 沖縄における戦後の文学活動  岡本恵徳
  • 琉球語からみた『古事記』の「意」「富」字の音価  山田實

1号 1974年6月

  • 紀要「沖縄文化研究」発刊の辞
  • 琉球王国形成期の思想―政治思想史の一齣として―  中村哲
  • 自由民権派の「琉球処分論」-士族糾弾論・帰属論・処分論の潮流-  比屋根照夫
  • 蔡鐸本『中山世譜』について  嘉手納宗徳
  • 御使者附衆の系譜と文筆  渡口真清
  • 桐板(トゥンビャン)とは何か-その調査追跡報告(予報)  多和田真淳
  • アラシツ・シバサシ小論  小野重朗
  • 「門中」研究をめぐる諸問題-小川徹氏の論考を中心に  比嘉政夫
  • 沖縄芸能史概説(試論)  矢野輝雄
  • おもろ美の一瞥  渡久地政宰
  • 沖縄と柳田国男  高藤武馬