- 明治前期官辺の沖縄論策 安岡昭男
- 久米島の諸家家譜記事の編年 梅木哲人
- 『歴代表文集』注釈(一) 安藤信広
- 諸所抜砂糖取締心得候覚-本文と解説 先田光演
- 南西諸島における神観念・世界観の再考察-奄美のノロ祝女信仰を中心に クライナー・ヨーゼフ
- 奄美における楔の文化と真珠湊の碑文の解釈について 恵原義盛
- 鳩間島の祭祀と文芸 -結願祭を中心に- 大城学
- 『おもろさうし』の「ふし名」について 島村幸一
- 沖縄の瓦造り-与那原瓦窯を中心に- 上江洲均
- 島津領国の文禄検地高と琉球の石高 渡口真清
- 勝連按司阿摩和利の名誉のために 川平朝申
- 竹富島の鍛冶伝承 上勢頭亨
- 八重山歌謡の歌形の諸相 波照間永吉
- 八重山の家譜覚書 新城敏男
- 南島における物語的歌謡の研究-宮古諸島を中心に- 多和田さち子
資料紹介
- 琉球諸島の奄美大島 L・ドゥーダーライン
- クライナー・ヨーゼフ,田畑千秋 訳
- 奄美神祭りの構造とテルコ神 小野重朗
- 稿本『南嶋探験』の成立事情 東喜望
- 永積安明教授沖縄渡航拒否事件 鹿野政直
- 沖縄の狂言-沖縄芸能における狂言の影響を中心に- 矢野輝雄
- 宮古歌謡の歌形 玉城政美
- おもろにうたわれた地域と人-「地方おもろ」の分析とその特徴- 竹内重雄
- 南島の「国見」行事 仲松弥秀
- 祟りなすものの南島的形象-鱶伝説にみる南島の思想- 比嘉実
- 『琉歌百控』と奄美の現行歌謡 小川学夫
- 宮古島の神歌とその流れをめぐって 小島美子
- 狩俣の神々-タービ・ピャーシをもとに- 新里幸昭
- 沖縄戦記録・文学試論-時期区分について- 仲程昌徳
- 奄美における人身売買・ヤンチュの研究 大山麟五郎
- 『大和横目日記例外寄』について 福地唯方
- 武姓文書 球陽研究会
まえがき
第一部
- 琉球語源辞典の構想 服部四郎
- 月と日の天上神座-沖縄での思考- 中村哲
第二部
- 沖縄民謡宗教の核-ノロ祝女イズムとユタ巫女イズム- 桜井徳太郎
- 民俗学と人文地理学の狭間に立って-沖縄研究に想う- 小川徹
- 先史時代の沖縄諸島 高宮廣衛
- 薩摩藩の天保改革と奄美、沖縄 山本弘文
- 沖縄方言の動詞活用の記述から 屋比久浩
- 日本語の歴史と日本語方言学 上村幸雄
- 沖縄の近代文学 岡本恵徳
- 沖縄文学の全体像 外間守善
- 沖縄本島の冥界婚姻巫俗-ユタの関与するグソー・ニービチー- 桜井徳太郎
- 奄美の歌謡と民俗の中の"キョラ" 恵原義盛
- 八重山キリシタン事件について 高良倉吉
- 八重山歌謡ゆんたの特質 宮良安彦
- 与那国島に存する組踊写本の考察 当間一郎
- 八重山の年中儀礼-考察への予備的覚書(一)- 植松明石
- 竹富島の種子取祭と芸能 狩俣恵一
- 「豚聟入」とその周辺 田畑千秋
- 王国末期農村における家祭祀体系の形成 -我部祖河文書の紹介と民俗史的考察(二) 小川徹
- 仲尾次政隆の配流日記 島尻勝太郎
- 地方おもろ成立の周辺-地方おもろと文字の出逢い 比嘉実
- 徳之島における子どもの遊び 徳富重成
- 沖永良部島の百合騒動 先田光演
- 統合過程における国家と周辺地域-血判誓約書形成過程の政治的意義 我部政男
- 沖縄戦後史論序説 新崎盛暉
- 久米具志川間切公義帳について 菊山正明
- 「江戸上り史料」中の芸能史料 宮城栄昌
- オモロの構造 玉城政美
- 奄美の民間説話の世界 山下欣一
- 琉球の抄造紙 糸数兼治
- 太陽の木と鳥-「おもろ」と『楚辞』 中村哲
- 柳田国男と「海上の道」 国分直一
- おもろ語「うりずん」と「若夏」 外間守善
- 沖縄本島北部地域における「引」・「親類」・「一門」-我部祖河文書の紹介とその考察 小川徹
- 「赤マタ・黒マタ」祭祀の構造 中沢新一
- 近世中期の琉球誌 東喜望
- 琉歌の源流とその成立 比嘉実
- 沖縄の人形芝居-チョンダラー芸能と念仏歌 池宮正治
- 沖縄における戦後の文学活動 岡本恵徳
- 琉球語からみた『古事記』の「意」「富」字の音価 山田實
- 紀要「沖縄文化研究」発刊の辞
- 琉球王国形成期の思想―政治思想史の一齣として― 中村哲
- 自由民権派の「琉球処分論」-士族糾弾論・帰属論・処分論の潮流- 比屋根照夫
- 蔡鐸本『中山世譜』について 嘉手納宗徳
- 御使者附衆の系譜と文筆 渡口真清
- 桐板(トゥンビャン)とは何か-その調査追跡報告(予報) 多和田真淳
- アラシツ・シバサシ小論 小野重朗
- 「門中」研究をめぐる諸問題-小川徹氏の論考を中心に 比嘉政夫
- 沖縄芸能史概説(試論) 矢野輝雄
- おもろ美の一瞥 渡久地政宰
- 沖縄と柳田国男 高藤武馬