□講演タイトル:「琉歌の冬をめぐってー沖縄の気候の観点から和歌の影響を考える-」
□講演者 :ヤナ・ウルバノヴァー氏(法政大学沖縄文化研究所兼担所員・経営学部准教授)
□司 会 :大里知子(法政大学沖縄文化研究所専任所員)
□コメンテーター:間宮厚司氏(法政大学沖縄文化研究所兼担所員・文学部教授)
福寛美氏(法政大学沖縄文化研究所兼任所員・法政大学兼任講師)
□公開方法:2023年12月14日(木) Zoomにて配信
14:00~14:05 司会 大里知子
14:05~14:55 講演 ヤナ・ウルバノヴァー氏
14:55~15:00 休憩
15:00~15:30 コメント 間宮厚司氏・福寛美氏
15:30~16:00 質疑応答
Zoom:https://hosei-ac-jp.zoom.us/j/88629122863?pwd=QUNMUytzcXZNMGlDd0JRajFDUW1LUT09
ミーティング ID: 886 2912 2863
パスコード : 257854
※入室後はマイクをミュート状態にしていただきますよう、お願いいたします。質問等は、チャットにて受け付けいたします。
□講演内容:
亜熱帯地方の沖縄には四季がない。しかし、長く暑い夏と、短く肌寒い程度の冬はある。そんな短い冬にも関わらず、冬に関連する自然現象が沖縄の抒情歌である琉歌に広く詠み込まれている。
理由のひとつには、和歌を学び、江戸立ちした琉球士族の知識や彼らが実際に経験した日本本土の冬が琉歌に反映されたことが考えられる。しかし、琉歌のなかに数多く見られる「冬」やその関連表現が、その意味や表している雰囲気において、和歌とまったく同じであるとは限らない。
本研究では、琉歌における「冬」「雪」「霜」「霞」等に注目し、和歌と共に沖縄の気候や言葉などがそれらの表現のニュアンスにどのような影響を与えたかについて考察を進め、琉歌の独自性や魅力を考えていく。