戦後復興の時期にあたる1949年に、法政大学図書館は俳人・歌人である正岡子規の蔵書を受け入れました。今日、これらの蔵書は、「正岡子規文庫」と称されています。2,118点に及ぶ「正岡子規文庫」は、俳諧や漢詩、絵画などに加え、子規の学生時代の自筆ノートも含まれており、子規に関する一大コレクションに位置付けられています。
HOSEIミュージアムでは、2023年度に子規の学生時代の自筆ノートのレプリカを作成しました。本展示では、レプリカの完成を記念し、図書館の戦後復興と子規の蔵書の受け入れ経緯について考察するとともに、学生時代の子規の姿について紹介しました。
<実物資料展示>
「正岡子規文庫」より、東京大学予備門時代の自筆講義ノート「自然科学ノート」「日本歴史」のレプリカ計5冊を初公開しました。
※正岡子規文庫は、法政大学図書館デジタルアーカイブで、566件の資料が公開されています。

近年、決済やWebサイトへのアクセスなど、QRコードは私たちの生活の様々な場面において欠かすことのできないインフラとなっています。このQRコードを開発したのは、法政大学第二高等学校、法政大学工学部電気工学科(現:理工学部電気電子工学科)卒業、株式会社デンソーウェーブ主席技師の原昌宏氏です。本展示では、誰でも使えるものを作りたいという原氏の思いのもと開発されたQRコード。開発から普及、今後の展開について紹介しました。
実物資料展示では、普段目にすることが少ない工業製品や製造現場で用いられているQRコードなどを展示しました。
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

2024年5月10日(金)~8月23日(金)「法政大学の歴史・個性・文化」のなかの「大学への『問い』/学生との『対話』ー中村哲総長と法政大学の15年ー」
好評につき再展示でした。

HOSEIミュージアムでは、初代学長である松室致(1852-1931)の大礼服を所蔵しています。松室の大礼服はこれまで、特別展示などで展示されてきましたが、破れや刺繍のほつれなど、修復の必要性が生じていたため、2024年1月から3月にかけて、修復を行いました。
本展示は、修復した大礼服のはじめての展示となりました。
法政大学文学部日本文学科は、1924(大正13)年、法文学部に設置された国文学科の出発から数えて、2024年で創立100周年の展示でした。
上記の三部構成からなる特別展示でした。

本展示では、大学の大衆化が進み、学生たちから大学のありかたが鋭く問われた時期に焦点をあて、1968年から1983年の長きにわたり総長をつとめた中村哲と法政大学の姿を描きました。また、「自由と進歩」の学風を体現する新たな取組や躍動を次々と生み出していった学生たちと大学の姿を紹介しました。なお、本展示の内容は今春公開した映像コンテンツ「法政大学の歴史・個性・文化」vol.5とも連動しています。併せてご覧ください。
