アメリカ政治外交史、冷戦史、国際関係史
現代の国際関係を理解するために必要な、国際政治学や国際関係史からの視角を養うことがゼミの目的です。基本的には、毎週、国際政治学や国際関係史に関する日本語(可能なら英語も)のテキストを精読して、毎回2、3名のゼミ生の報告をもとに、ゼミ生全員で議論する形式で行います。この過程で文献の読解やディスカッション、プレゼンテーションのスキルなどを身につけていきます。また、3年生になると年度末に向けて、各自ゼミ論の研究も進めてもらい、文献や一次資料のリサーチの仕方、論文の作成方法、明快で分かりやすい文章の書き方なども修得していきます。学内外の専門家を招いてのレクチャーや、長期休暇中のゼミ合宿、国際関係を学ぶ他大学のゼミとの合同ゼミなども、ゼミ生のみなさんと相談しながら行っていきたいと考えています。
春夏学期は、2・3年合同で文献の輪読とディスカッション。秋学期も基本的には同じですが、3年生は各自でゼミ論の研究も進めていきます。ゼミでは定期的に3年生によるゼミ論の報告会をおこない、ここでは報告者がゼミ論のクォリティを上げていけるように、2年生も含めた全員が建設的な質問やコメントをすることに努めていきます。合宿や懇親会の日程については、参加者のみなさんと相談して決めていきます。
現代の国際関係を理解するうえで、理論的視角を得たり歴史的背景を知ることは大きな力になります。また、ゼミを通じて身につける様々なスキルは、卒業後社会に出てからも役立ちますので、しっかり学んでください。他方、大学生時代に得た友人は一生の友人となりますから、仲間と共に楽しい時間を過ごすことも重要です。参加者には学ぶ時、楽しむ時と、メリハリをつけて取り組んで欲しいと思います。ゼミを学びのみならず、良い仲間・友人を得る場所とするために、主体的に参加してくださる方の参加を希望します
ゼミへの参加を前提に、課題文献の読解や発表内容、議論への参加・貢献、ゼミ論その他への取り組みなどを総合的に判断して評価します。