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【学部ニュース】ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンスへ大学院進学!~探究心はまだ続く(松原愛莉さん)

  • 2025年06月25日
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松原愛莉さん(2024年3月卒業)

2024年3月にグローバル教養学部(GIS)を早期卒業を利用して卒業後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンスへの大学院留学を実現し、充実した学生生活を送られている松原さんにお話を伺いました。

■ 今回の質問内容

 -GISに進学した理由を教えてください。
 -GISでの学びが、自分にどのような影響を与えたと感じますか。
 -GIS在学中に英語力はどの程度伸びましたか。またその理由もあわせて教えてください。
 -海外の大学院に進学しようと決めたきっかけ・理由を教えてください。
 -進学準備にあたって、GISからのサポートで印象に残っていることはありますか。
 -現地での生活はどうですか(文化や日常生活、苦労したことなども含めて)。
 -現在、大学院でどのようなことを学んでいますか(研究内容や授業など)。
 -「こういう人にはGISがおすすめ」と思うポイントがあれば教えてください。
 -GISに関心を持っている高校生に向けて、メッセージをお願いします。


GISに進学した理由を教えてください。

松原さん:法政大学国際高等学校でIBDP(国際バカロレア・ディプロマ・プログラム)を取得する過程において、幅広い学問に興味を抱いたため、人文学系の分野を英語で学び、総合的な教養を身につけたいと考え、GISへの進学を決意しました。

GISでの学びが、自分にどのような影響を与えたと感じますか。

松原さん:入学当初は、大学の3年間を通して学問に励むことを決意し、インテンシブな学習活動を通して世界の理解を深めることを目標にしていました。一年次には、必修科目の三つの分野から均等に授業を履修し、幅広い教養を身につけ、二年次には、できる限り多様な他者と意見を交わす機会のある授業を受講し、グローバルな視座を養い、三年次には、自身の学問的関心を振り返り、専攻を定め、より深い学びに取り組むことができました。GISでの多様なバックグラウンドを持つ学生たちとの建設的な議論や教室を超えた交流を通して、物事を多角的・批判的に考え、それを伝達する力が身についたと感じています。

GIS事務室:GISには海外在住経験のある学生が多い反面、そうした経験が全くない学生もおり、多種多様なバックグラウンドを持つ学生が集まっています。

GIS在学中に英語力はどの程度伸びましたか。またその理由もあわせて教えてください。

松原さん:エッセイやディスカッションを繰り返すうちに、意見や主張を文脈に合わせて自分の言葉で伝える力が身についたと感じています。その結果、IELTSのスコアを7.0から8.5まで向上させることができました。

GIS事務室:GISは英語を学ぶ学部ではありませんが、とはいえ、GISのクラスは少人数でディスカッションが多く取り入れられているため、英語を使って発言する力が磨かれる機会が多いですね。

海外大学院に進学しようと決めたきっかけ・理由を教えてください。

松原さん:高校で学ぶことの楽しさに気がつき、GISでは好奇心に基づいて学びを深め、学びと発見に溢れる楽しい大学生活を送っていましたが、海外の大学院で学ぶということは、自分には手の届かないことのように思い、正直、入学当初は全く考えていませんでした。しかし、在学中にGISの教授(新谷教授とケズナジャット教授)にいただいたお言葉がきっかけとなり、「自分にもできるかもしれない」と思えるようになり、海外大学院に進学することを決意しました。
また、大学での授業を通して海外(特にヨーロッパの)大学院からの交換留学生と交流を深めるうちに、将来的な選択肢を増やすためにも良い選択なのではないかと思い、総合的に考えた結果、修士号を取得することが今の自分にとって一番良い進路であると判断しました。

GIS事務室:GISの教員は海外の大学院修了者や海外勤務経験者が多数を占めており、新谷先生とケズナジャット先生のように経験が豊富な教員からの教えやサポートによって海外大学院を目指すようになる学生もいますね。

 

進学準備にあたって、GISからのサポートで印象に残っていることはありますか。

松原さん:GISの教授やアカデミックスタッフの方に、志望理由書の添削などをしていただき、自分が納得いくまで向き合っていただいたことが大変印象に残っています。出願先の大学からの要望にも柔軟に対応してくださり、総合的にご支援いただきましたおかげで、問題なく出願プロセスを完了することができました。

GIS事務室:GISでは「GSAS(海外大学院進学サポート)」を行っており、特に海外大学院に精通した教授陣を中心にワークショップの実施や個別相談も受け付けています。松原さんのように、トップクラスの大学院に進学する学生もいます。

現地での生活はどうですか(文化や日常生活、苦労したことなども含めて)。

松原さん:初めての海外での学生生活と一人暮らしということもあり、最初は今までと全く違う場所での生活に慣れることに苦労しました。周りの方々のサポートのおかげで、できなかったことが少しずつできるようになり、今は毎日楽しく学生生活を送らせていただいております。

現在、大学院でどのようなことを学んでいますか(研究内容や授業など)。

松原さん:現在は、組織行動論(具体的には、組織のパフォーマンスを最大化するためのピープルマネジメント)について、理論と実践両方の側面から学びを深めています。

「こういう人にはGISがおすすめ」と思うポイントがあれば教えてください。

松原さん:GISでは、人文学系の学問を総合的に英語で学び、全ての授業が少人数制であるため、ディスカッションやプレゼンテーションなど、アウトプットが求められることが多くあったと思います。そのため、「英語での学びに挑戦してみたい」「総合的に考え、学び、世界の理解を深めたい」という思いがある方におすすめできると思います。

GISに関心を持っている高校生に向けて、メッセージをお願いします。

松原さん:GISのような恵まれた環境の中で、皆で学び支え合えたことは、私にとって何事にも代え難い、とても贅沢な時間でした。常に学びや成長の機会を与えてくれ、毎日が新しい発見の連続でした。受験という大きな挑戦の中で、不安や迷いもあるかと思いますが、自分の可能性を信じて、皆さんが自分らしく歩める道を見つけられますよう、心より応援しております。

GIS事務室:松原さん、お忙しい中インタビューにご協力いただき、ありがとうございました。将来の目標を定め、GISの特長を活用してしっかり学ばれた結果、海外大学院進学を実現され、現在充実した留学生活を満喫されている様子がよく伝わってきました。後輩や未来のGIS学生に向けた温かく力強いメッセージもありがとうございます。大学院卒業後のご活躍も期待しています!