学部長メッセージ

社会学長 徳安 彰

法政大学社会学部は、1952年、私立大学初の社会学部として誕生しました。以後60余年にわたって、社会学部はそれぞれの時代状況と向き合いながら、さまざま社会問題が生まれる構造を解き明かし、課題解決によるより良い社会づくりをめざしてきました。
社会の構図は、時代とともに変化し、ますます複雑になってきています。なぜ貧富の格差が生まれるのか、なぜ都市に人口が集中して地方は過疎化するのか、なぜ晩婚化・非婚化が進むのか、なぜSNSでは炎上現象が起こるのか。社会学部では、こうしたさまざまな社会的課題を取り上げ、問題の構造を解き明かし、解決を提案するプロセスを学んでいくことができます。
社会学部では、このような学びを実現するため、学年進行に応じて専門性の高い内容へと積み上げができる多様で豊富なカリキュラムが用意されています。なかでも少人数で行う演習(ゼミ)は、教員と学生が一緒になって専門性の高いテーマに取り組み、濃密なコミュニケーションをとおして学びを発展させていく、アカデミック・コミュニティとして、社会学部が最も力を注いでいるプログラムです。
学びの体系は、時代とともに進化しなければなりません。社会学部では、2018年度から新しいカリキュラムをスタートさせます。新カリキュラムでは、3つの学科それぞれで学科に共通の基本的な理論や方法を身につけた上で、各学科内で3ないし4のコースの1つを選び、より具体的な対象領域についての学びを深めることができます。

学部で用意した学びのカリキュラムだけでなく、教室を飛び出した、課外活動、社会活動も、自分を成長させる大切な機会です。社会に開かれた活動に携われば、教室だけでは得られない、貴重で豊かな体験をすることができます。友を得、仲間を作れば、一人ではできないことをなしとげ、一人では越えられない困難を乗り越えることができます。

社会学部は、一人一人の学生のみなさんが、地に足をつけた堅実な視点を持ちつつ、明日の社会を作るための大きな構想力を備え、世界中で活躍できる人間に育っていかれることを期待し、応援していきます。


                                            社会学部長  徳安 彰
                                            専門分野:社会システム論
                                            研究テーマ:グローバル化による社会システムの変容