法政フォトジャーナル(2012年度)

公開セミナー「物流品質提供業への挑戦-卸の生きる道-」を開催【イノベーション・マネジメント研究センター】

  • 2012年12月10日
法政フォトジャーナル(2012年度)

イノベーション・マネジメント研究センターでは、11月22日(木)に公開セミナー「物流品質提供業への挑戦-卸の生きる道-」を開催し、講師・司会・関係者を含む計64名の方が参加しました(会場:市ケ谷キャンパス、ボアソナード・タワー25階イノベーション・マネジメント研究センターセミナー室)。

当日は、本公開セミナーの企画者である矢作敏行教授(イノベーション・マネジメント研究センター所員、経営学部)が司会・コメンテーターを務め、当研究センターのワーキングペーパー『山岸十郎 オーラル・ヒストリー』刊行記念として、山岸十郎氏(株式会社メディセオ特別顧問)を講師としてお迎えし、DVDの映像を交えた最新物流センターの紹介とともに、卸の生きる道についてご講演いただきました。

山岸氏は石川県金沢市で家業の日用品雑貨二次卸を継ぎ、流通革命の嵐が吹き荒れる中、戦後消費財メーカーが組織化した「県別流通」に疑問を抱き、1982年、北陸の中小卸3社の合併で北陸新和物産を発足させ、広域流通に対応した物流センターづくりに邁進しました。1990年代には新和の「パーフェクト物流」は業界注目の的となり、日雑卸最大手のパルタックとの対等合併に進みました。パルタックでは代表取締役副社長として全国的な物流センター網を構築し、さらに2005年のメディセオ・パルタックの合併後は、医薬品分野でも「卸は物流品質提供業」という信念を貫き、物流・営業改革に取り組まれました。

講演後の質疑応答では、定員を大幅に上回る参加者と活発な議論が交わされ、盛況のうちに終了しました。

山岸十郎氏

山岸十郎氏

矢作敏行教授

矢作敏行教授

会場の様子

会場の様子

質疑応答

質疑応答