法政フォトジャーナル(2012年度)

公開講座「企業家活動でたどる日本の食品産業史-日本食品産業の改革者に学ぶ-」第2部を開催【イノベーション・マネジメント研究センター】

  • 2012年12月03日
法政フォトジャーナル(2012年度)

イノベーション・マネジメント研究センターでは、11月17日(土)に、公開講座「企業家活動でたどる日本の食品産業史―日本食品産業の改革者に学ぶ―」(全3部・有料)の第2部を開催し、講師・司会・関係者を含む計32名の方が参加しました(会場:市ケ谷キャンパス、ボアソナード・タワー25階イノベーション・マネジメント研究センターセミナー室)。

本講座では、食品産業における代表的な企業家を取り上げ、彼らの経営思想や革新的な行動を通して、わが国食品産業の歴史的発展過程とその特色を検証します。
明治維新以降、日本に様々な外来文物が流入して衣食住にわたる洋風化・近代化が進展しました。このことを背景に食品産業でもさまざまな企業が生成、近代企業としての形を整え始め、激しい企業間競争を展開するようになります。食品産業は第2次世界大戦後も著しい発展を続け、私たちの食生活を豊かなものにしてくれました。こうした企業を支えたのは創造的で積極果敢な企業家活動であり、そこから学ぶべき教訓は多いはずです。また今後の食品産業のあり方を展望するうえでも、彼らの活動は示唆に富んでいると思われます。
講師は、イノベーション・マネジメント研究センターの研究プロジェクト「企業家史研究会」のメンバーと外部の専門家が担当します。

当日は、本講座の企画者の一人である生島淳氏(高知工科大学マネジメント学部講師、「企業家史研究会」メンバー)の司会のもと、久保文克氏(中央大学商学部教授)が「食品大企業の成立(1)製糖業:鈴木藤三郎(台湾製糖)/相馬半治(明治製糖)」について、丹治雄一氏(神奈川県立歴史博物館学芸部主任学芸員)が「食品大企業の成立(2)製菓:森永太一郎(森永製菓)/ビール:馬越恭平(大日本麦酒)」について、それぞれ講義を行いました。

第3部は12月8日(土)に開講します。詳細は、下記リンク先をご参照ください。

久保文克氏

久保文克氏

丹治雄一氏

丹治雄一氏

生島淳氏

生島淳氏

会場の様子

会場の様子