法政フォトジャーナル(2012年度)

公開講座「企業家活動でたどる日本の食品産業史―日本食品産業の改革者に学ぶ―」第1部を開催【イノベーション・マネジメント研究センター】

  • 2012年10月24日
法政フォトジャーナル(2012年度)

イノベーション・マネジメント研究センターでは、10月13日(土)に、公開講座「企業家活動でたどる日本の食品産業史―日本食品産業の改革者に学ぶ―」(全3部・有料)の第1部を開催し、受講者21名、講師・関係者6名の計27名の方が参加しました(会場:市ケ谷キャンパス、ボアソナード・タワー25階イノベーション・マネジメント研究センターセミナー室)。

本講座では、食品産業における代表的な企業家を取り上げ、彼らの経営思想や革新的な行動を通して、わが国食品産業の歴史的発展過程とその特色を検証します。
明治維新以降、日本にさまざまな外来文物が流入して衣食住にわたる洋風化・近代化が進展しました。このことを背景に食品産業でも多彩な企業が生成、近代企業としての形を整え始め、激しい企業間競争を展開するようになります。食品産業は第2次世界大戦後も著しい発展を続け、私たちの食生活を豊かなものにしてくれました。こうした企業を支えたのは創造的で積極果敢な企業家活動であり、そこから学ぶべき教訓は多いはずです。また今後の食品産業のあり方を展望するうえでも、彼らの活動は示唆に富んでいると思われます。
講師は、イノベーション・マネジメント研究センターの研究プロジェクト「企業家史研究会」のメンバーと外部の専門家が担当します。

当日は、本講座の企画者である宇田川勝教授(経営学部、当研究センター所員)と生島淳氏(高知工科大学マネジメント学部講師、「企業家史研究会」メンバー)の司会のもと、田路則子所長(経営学部教授)の開講あいさつに続き、生島氏が「文明開化と食品工業の勃興(1)飲料:鳥井信治郎(サントリー)/三島海雲(カルピス)」について講義を行いました。
引き続き、島津淳子氏(法政大学大学院博士後期課程経営学専攻、「企業家史研究会」メンバー)が「文明開化と食品工業の勃興(2)調味料:中島董一郎(キユーピー)/二代鈴木三郎助(味の素)」について、講義を行いました。

 第2部は11月17日(土)、第3部は12月8日(土)に開講します。詳細は、下記リンク先をご参照ください。

生島淳氏

生島淳氏

島津淳子氏

島津淳子氏

宇田川勝教授

宇田川勝教授

田路則子所長

田路則子所長

講義の様子

講義の様子

質疑応答

質疑応答