「民法」・「法と遺伝学」・(選択肢として「広く法学分野の研究発表・ディベート」)
「法・生命工学・法解釈学 ― 家族と民法特に『親族・相続法』、『法と遺伝学』を素材として ―」【これら以外の広範な法的問題の検討も、2025年度は学生の希望により歓迎します。『法と遺伝学I, II』は2025年度の私・和田幹彦の授業シラバスを参照下さい。】
1)家族法:学説や判例を覚えるだけではなく、「答えは一つではない」との大前提の下に、「自分の頭で考え」、親族法・相続法の説得的な解釈論を展開できる実力を身につける。
2)「法と遺伝学」: 21世紀の遺伝学の発展の中で、新たな法的問題を発見し、その法的・政策学的な解決法を、「答えは一つではない」という大前提の下に、「自分の頭で考える」能力を養う。
3)学生は【ゼミの目的及び概要】の枠内で、民法・「法と遺伝学」にとどまらない広範な法的観点から研究テーマとすることが可能。自由に自分の頭で考えたテーマについて、自力で図書館やデータベース、インターネットほかを駆使してリサーチを行い、ゼミ生と教員の前でレジュメをまとめ、口頭発表する能力を養う。
【第 1~14 回】春学期:岩橋健定先生(弁護士・岩橋総合法律事務所)が担当する。
(和田が4-9月にいわゆる「研究休暇」取得で授業を担当しないため。)
岩橋健定先生については以下の公式サイト:
https://researchmap.jp/read0051732
および以下のサイトの「岩橋 健定 弁護士 インタビュー」を参照:
https://www.bengo4.com/tokyo/a_13103/l_111020/
【第15~28 回】秋学期:通常通り、和田幹彦が担当する。
第1回 【春学期】イントロダクション ゼミ生と教員・岩橋健定先生の自己紹介、春学期全体の予定の打ち合わせ
第 2~3回 ゼミ研究方法の選定(春学期は個人 または 2人以上のグループ研究発表を行う予定であるので、各自、研究テーマを考える)
第 4~14回 個人・グループ研究発表
第15回 【秋学期】イントロダクション ゼミ生と教員・和田幹彦の自己紹介、秋学期全体の予定の打ち合わせ
第16回 秋学期・ゼミ研究方法の選定 ディベートをやるかどうか選定
第17回 ゼミの研究テーマの選定とディベート技術の習得
第18~20回 全体テーマについての討論 :ディベートを行う場合、指定する「ディベートの教科書」を少しずつ読み進め、ディベートの技術を身につける。質疑応答を歓迎する。
第21~28回 以下の(I)(II)(III)を並行して、各回ごとに進めていく:
(I) ディベート本番試合 3ラウンドを行う[可能な場合は:ゼミ合宿にて]。
(II) ディベートの成果発表: ディベートの「決勝戦」を行う
(III) 個人・グループ研究発表:各自興味のあるテーマについて発表を行う。個人でも、2人以上のグループでもOK。
●キーワード:<ワクワクするテーマ> について<自分の頭で考える> !ゼミのネライは、教育の最終ステージ の大学だからこそ可能な <好きなことをやる!> <自由にモノを考える!> というチャンスを最大限に活かすこと。これを家族法と「法と遺伝学」、そして他にも法分野であれば、各自のゼミ生が選んだ自由な研究テーマの理解の深化につなげます。
●概要:授業計画に示します。2026年度は、春学期を実務家・現役弁護士の岩橋健定先生が担当、秋学期を私・和田幹彦が担当します。春学期は実務家・弁護士ならではの指導に、そして秋学期は30年の伝統ある「和田ゼミ」ならではの楽しさに、期待下さい!!
●秋学期に行う予定の「ディベート」なんかできない… と当初言ったゼミ生も、半年後には 「やって良かった」 という感想が多々出ています。
●2001-03年と2020年にアメリカで「法と遺伝学」を研究しました。遺伝子操作によるデザイナー・ベビー出生は、遂に2018年11月中国で実現してしまいました。21世紀を生きる諸君に他文化との接触・紛争解決は日常茶飯事。激動の時代を生きるのに、「法と遺伝学」への取り組みも必須。ゼミでの民法・家族法、法と遺伝学、そして広範な法分野の研究は、在学中かぎりの「机上の空論」ではなく、諸君の人生に深く関連しり、役に立つことに目覚めてほしいです。
●【重要】2-3年生、または3-4年生の2年間を続けて履修することが前提です。