民族問題
民族問題(ethnicity)という分析視角から様々な地域の問題を明らかにする。特定の国・地域を限定しその他の問題を明らかにするという方法は取らない。
春学期はテキスト講読を主にする。
2026年度はまずフランスにおける「新移民」の問題を明らかにする。近年世界各地から、合法、非合法を問わず欧州各国がいわば多民族化していることは周知の事実である。このような「新しい」民族問題をフランスを事例に取り上げる。テキストの候補は『移民と現代フランス』である。
2025年度ではオランダ語圏とフランス語圏が対抗しながら共存するベルギーと四大ethnicityの複雑な関係が存在する台湾を取り上げた。
2024年度ではフランスの「新移民問題」を、2023年度ではベルギーと台湾を、2022年度ではフランスの「新移民」問題を取り上げた。
ゼミの内容については学生の希望をできるだけ尊重したい。
秋学期の中心となるのは各参加者のテーマを選び行う個人研究発表である。テーマの選定や参照する文献は担当教員が相談にのるので心配ない。
秋学期の個人研究のテーマは大変自由である。ポップミュージックと政治、グリム童話とドイツ民族主義、原子力村、オスマン帝国の崩壊、学歴社会が抱える問題、ウオルトディズニーと人種差別についてなど取り上げた学生がいる。
時事問題に関するフリートーキングにも力をいれ最低二回に一回は実施している。
秋学期には民族問題に関する講読も短時間行う。
2026年度も年間1回の研修旅行を予定している(可能であれば海外に行きたい)。
研修旅行は参加学生の自主性によってどこに行くか決めてもらいたい。あくまでも希望者のみの参加である。
2023年には台湾に2024年にはバリ島に行きました。
多様な学生を歓迎する。政治学科はもちろん国際政治学科、新3年生も歓迎します。
国際政治学科生 2024年度2名 2025年度4名
日常のゼミへの出席、授業への積極姿勢、ゼミでの発表、学年末レポート
ゼミ紹介のポスターに写真を掲載する予定です。