教員紹介

橡川 泰史

教員紹介

ゼミのテーマ

商法(会社法、有価証券法・決済システム法など)

ゼミの目的及び概要

今年度は会社法ゼミをやっていますが、23年度のゼミでは、会社法だけでなく、手形法や支払決済システムのルールなど、決済関係に関する制度と法について皆で学んでいけるようなゼミを展開したいと考えています。

実定法のゼミですので、法解釈のための基本的なスキルを身につけることが第一目標ですが、そのことを通じて会社組織や決済システムなど、ビジネスのためのインフラとも言える制度にまつわるルールについて、自力で問題点を発見し、調査し、他人に報告をすることができるようになることをその先の目標とします。

ゼミの年間計画(合宿などを含む)

春学期)
顔合わせと年間テーマの設定/ゼミの進め方に慣れるための練習ゼミ/テーマ毎の報告調査

夏季休暇期間)
(ゼミ生の希望があれば)夏合宿

秋学期)
テーマ毎の報告と調査/締めくくりのレポート

学生へのメッセージ

こんにちは! 橡川です。
今年度は管理職になってしまったため授業数が少なく、皆さんとはあまり顔を合わせる機会がないのですが、2年生の方の中には「会社法入門」で顔を見たことがあるという方もいらっしゃるかと思いますが、休講中の科目「手形法・小切手法」も担当しております。

 ゼミは教員から学生に一方通行で知識を伝える場ではなく、ディスカッションによって皆で問題を発見し、解決をしていくという方法で、参加者みんなで学んでいくという場なのですが、有意義なディスカッションを成立させるためには、参加者全員が十分に準備をしてゼミに臨む必要があります。もちろん、その場で思いついた適当なツッコミというのも結構有益な結果をもたらすことはあるのですが、そういうまぐれ当たりにばかり頼っていたのでは、せっかく用意されているゼミという場を十分に活用することは期待できません。ゼミにおける準備の大切さというのは、どんなに強調してもしきれるものではありません。 その『準備』の内容としては、もちろん(事前に明示された)各回のゼミのテーマについて、教科書や判例や図書館やデータベースで探し出してきた参考文献などをしっかり読んでおくことが第一ですが、それだけでなく、ゼミの仲間との信頼関係を作り上げていくことも大変重要です。お互いを信頼し合っている者同士の討論は、他では味わえない、大学生活ならではの楽しみをもたらしてくれるはずです。馴れ合うのではなく、お互いに敬意を払い信頼し合う関係―暖かく罵倒しあえる関係―を皆で作っていきましょう。