ゼミの年間計画(合宿などを含む)
初回に顔合わせと、文献の紹介、担当テーマの割り振り等をします。その後、各回の担当者による調査・報告に基づいて、全員で議論を行います。
日本語文献を中心に、日本語で報告・議論をしてもらう予定です。
会社法については、会社法入門・会社法・企業金融法等の会社法関連科目で習うような重要論点・判例についての理解が深まるように、百選等に掲載されている重要な判例またはその関連判例等を中心にする予定です。判決の原文等を各自読んできてもらって、担当者による調査・報告を聞いた後に、全員で議論を行うことを検討しています。
体系的な理解を促すために、時間が許す範囲で、判例の検討に入る前に、例えば会社法の教科書を使って発表担当者に基礎知識を説明してもらう等の方法により、基礎的な知識をインプットする機会も設けたいと思います。
必要に応じて調査方法等について説明する機会を設けたり、内容が難しい場合は、複数回に分けて実施したり、内容や履修者の状況や履修者数、その他諸般の事情によって、進め方を変更する可能性があります。
コロナ禍での体調管理を優先し、合宿は開催しません。担当する報告の資料作成と発表と各回のゼミへの出席・議論への参加は必要ですが、期末にゼミ論文や卒業論文・レポートは課しません。
学生へのメッセージ
ゼミは学生主体で調査・報告・議論をする場なので、事前の予習と積極的な発言・参加が求められます。報告だけでなく、司会進行や質疑応答も学生主体でやってもらいたいです。ただ、ゼミでは必ずしも答えがない部分を皆で議論しながら探っていくことも多いので、必ず正しい答えを発言しなければならないという訳ではなく、間違ったことを言っても許される雰囲気の下で、主体的・積極的に取り組む姿勢があれば構いません。
会社に就職する方にとっても、公務員になる方にとっても、法曹の仕事を目指している方にとっても、株式投資に興味がある方にとっても、会社法は役立つ可能性が高い科目です。会社法は多くの場面で役立つ法律なので、具体的な目標が決まっていない方にとっても、将来どこかの場面で役立つので、勉強をする意義があります。
会社法の授業を聞いても教科書を読んでもよくわからなかったという方も、会社法を勉強したいという興味と意欲がある方は歓迎します。
会社法入門または会社法または商法入門または企業金融法等の会社法関連科目の内いずれかを履修したことがあることが望ましいですが、未履修者も、これから勉強したいという意欲がある方は歓迎します。
知らないことを自ら調査して、自分の言葉で論理的に整理して他者に分かりやすく伝えること、調査や議論を通して多様な観点を知り、多角的に分析することに関心がある方も、歓迎いたします。