教員紹介

田中 佐代子

教員紹介

ゼミのテーマ

国際法文献講読

ゼミの目的及び概要

国際法の基礎的かつ重要な文献を講読し、現代国際法上の諸問題に対する理解を深める。同時に、文献を正確に理解する力、関連する情報を収集し調査を行う力、自身の見解を的確に伝える力、議論する力を養うための訓練の場としたい。

ゼミの年間計画(合宿などを含む)

 初回に、演習の進め方、使用教材等について担当教員から説明を行い、各回の報告者を決定する。第二回以降は、ゼミ生による報告の後、全員で討論を行う。春学期は2~4名程度のグループ報告の形式で進める。秋学期は一人ずつ報告を行う形式とし(全体の人数次第ではグループ報告の可能性あり)、各人が関心をもったテーマについて考察を深めていく。古典的な論点だけでなく、今日新たに生じている国際問題や近年の日本の外交課題を扱うことも推奨される。なお、報告にあたってはレジュメを作成する必要があるが、それとは別に論文やレポートの提出を求めることはない(執筆希望者がいれば適宜指導する)。 他大学の国際法ゼミとの合同ゼミ合宿を行う予定である。 懇親会などの行事は、ゼミ生が主体的に計画を立てて実行する。

学生へのメッセージ

ゼミはゼミ生が作るものだと考えており、教員としてはその手助けをしようというつもりでいます。二年間にわたってお互いに協力しながら主体的に取り組んでいく意欲のある学生の応募を期待しています。
応募時点での国際法の知識の有無は問いません。「法律の勉強は面白いけれど、国際社会にはきちんとした法律などないのでは?」と思う人にとっては、国際法を学ぶことは、法とは何かを改めて考え、新たな視点を得るきっかけになるでしょう。また、「法律の勉強はどうも苦手だけれど、国際政治や外交問題、海外事情には関心がある」という人も、歓迎します(私自身は学生時代こちらのタイプでした)。もちろん、すでに知識が十分あり、一層深く学びたいという人も満足できるゼミを展開するつもりです。日本や国際社会が抱える課題にとって国際法はどの程度役に立つのか、どこに限界があるのかを考えていきましょう。