教員紹介

西田 幸介

教員紹介

ゼミのテーマ

行政法の基本的な諸問題についての検討

ゼミの目的及び概要

 行政法の基本的な諸問題について理解を深めると同時に、より詳しく検討することを目的とする。行政法のゼミを選択する理由は様々であろうが、受講者には卒業時に「行政法は十分に理解できた」、「行政法では誰にも負けない」などといえるようになってほしい。また、いかなる職業に就くにしても、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力は欠くことができない。そこで、講義科目では十分に理解できない行政法の制度や解釈を、具体的な事例や判例の検討を通し報告・討論形式で学ぶこととする。これらを通して、行政法の理解を深めつつ行政法を事実にどのように適用すべきかを学び、さらに他者に専門的な事項を説明しそれを前提に他者と議論する力を養う。

ゼミの年間計画(合宿などを含む)

 春学期は、行政法の基本的な事項を学ぶために、基本文献や判例を参考にしつつ事例の検討を行う(基礎編)。秋学期は、受講者が行政法に関するテーマを各自で選択して、それに関して検討する(テーマ研究)。いずれも、受講者の報告(発表)と討論によって授業を進める。希望があれば、ゼミ報告集を作成したい。
 適宜、受講者の意見を聞きながら、懇親会や合宿を実施する予定である。

学生へのメッセージ

 今回の募集のゼミ生が、法政の「西田ゼミ」の14期生となります。私が大学の教師(専任教員)になったのは2003年のことです。あの頃は学生とそれほど変らない気分でしたが、最近は少し違いを感じるようになりました。私自身は研究者あるいは大学教員としては「若手」ですが、大学の同級生で民間企業などに就職した人たちは、それなりに責任のあるポストで働くようになってきています。山口県生まれの東京育ちで、本学法学部卒。本学の大学院を出た後、就職して7年半、関西(大阪と京都)で働き、2010年10月から本学の専任教員になりました。
 ゼミは、学びの場ですが、それと同時に、一生付き合える仲間をつくる場でもあります。3年生になると、専門科目の内容が高度化する一方で、就職活動がみえてきます。サークルや部活動ともアルバイトとも違うコミュニティとして、よく学びながらよく遊んで、一人ひとりが楽しみながら将来の自分をよくよく考えて成長するための場になって欲しいと思います。そのために、私が大切にしているのが、「自主性」です。