教員紹介

中田 裕子

教員紹介

ゼミのテーマ

 英米法

ゼミの目的及び概要

 英米法を採用する国々の法制度を、その社会的、歴史的ないし文化的背景と共に正確に理解した上で、自国の法制度について比較的に考察・検討することを目的にしています。
 そのためには、①文献を正確に読み解く能力・②調査し、文献収集する能力・③自分の言葉でまとめ、発信する能力・④疑問点を指摘し、問題を解決に導くように論理的に考察できる能力を養う必要があり、ゼミを通じて4つの能力を鍛えます。
 「英米法」と広く設定されたゼミですので、今まで多様なテーマを取り上げてきました。例えば、陪審制と裁判員制、イギリスの契約法とアメリカの契約法の差異、シェブロン判決(行政部門)、マイノリティの権利等…。国も様々で、イギリス、アメリカ、オーストラリア、カナダ、シンガポールなどです。

ゼミの年間計画(合宿などを含む)

 初回ゼミで、春学期に学習する予定のテーマについて何点か提示しますので、皆さんで議論の上、テーマを選択し、決定してください。なお、春学期は日本語文献を講読する予定です。その後、ゼミの進め方、お勧めのテキスト等について説明を行い、各回の報告者を決定します。その際、議事録担当者も決定します。議事録とはゼミ日誌のようなもので、やむを得ず欠席した人やその日の議論を振り返りたい人などにとっては有用なものとなります。
 秋学期以降は、英語の文献も少しずつ増やしますが、英語が得意な人も、得意でない人も取り組めるようなものにする予定です。
 その他の年間の計画については、学生主体で決めて頂きます。今まで、ゼミ論集の作成、ゲストスピーカーの招集、ゼミ合宿、BBQなど色々とやってきましたが、全て学生主体で進めております。

学生へのメッセージ

 ゼミは、学生主体で作り上げていくものだと考えていますので、私自身は皆さんのために「中田ゼミ」という箱を用意するのが役割だと思っています。
 今までも、「懸賞論文に応募したい」というゼミ生の気持ちを応援するため、年間計画を大幅に変えてこともありますし、「BBQがしたい」、「他大学との交流がしたい」や「合宿がしたい」といった学生の「~したい」という気持ちを大切に運営してきました。中田ゼミという場を通じて、勉学だけでなく勉学以外の「~したい」を実現したい人の積極的なご参加をお待ちしております。