教員紹介

溝口 修平

教員紹介

ゼミのテーマ

ロシアから見た国際政治、国際政治から見たロシア

ゼミの目的及び概要

このゼミでは、ロシアが関わる国際問題について学ぶことにより、国際政治を多面的に分析する視点と能力を養うことを目的とします。

現在、ロシアによるウクライナ侵攻が世界中で注目されていますが、ロシアがなぜこのような行動に出たのかという基本的な事柄についても日本ではあまり理解されていないし、知る機会も少ないように思います。このゼミでは、ロシアの政治・外交の問題をロシアに内在的な視点から学ぶことを目指しています。

ただし、このゼミは、単にロシアに詳しくなることを目的としているわけではありません。このゼミで学ぶことによって、学生が物事を一面的ではなく多面的に理解する力をつけることがこのゼミの究極的な目標です。複雑な国際関係を客観的に理解するためには多角的に物事を捉える必要があり、世界にはロシアをはじめとしてさまざまな考え方があることを知ることは(それに賛同するかは別として)重要なことです。このゼミでは、ロシアという国を通して国際問題を学ぶことで、物事を多角的に理解した上で、それを批判したり評価したりする力を身につけてもらえればと考えています。

 ゼミの進行は、文献の輪読、ディスカッション、グループワークを中心に行います。                                      

ゼミの年間計画(合宿などを含む)

・前期:ロシアの政治や国際関係について、基本文献を輪読し、ディスカッションをすることで、理解を深めます。
・後期:前期の議論を踏まえて、特定のトピックについてグループや個人で調査を行い、学期末には2年生はレポートを、3年生はゼミ論文を提出してもらいます。ゼミ論文は論文集としてまとめて,ゼミ生全員に配布します。このような課題をこなすために、段階を追って調査、プレゼンテーション、論文執筆の方法などを学びます。
・合宿等については、演習参加者と相談して決めたいと思います。2023年度に実施した合同ゼミは2024年度も実施予定です。

学生へのメッセージ

ゼミが活気のあるものになるか否かは、学生のディスカッションが活発に行われるかにかかっています。好奇心と向学心が強く、一緒にゼミを盛り上げてくれる人が集まってくれることを期待しています。                                

成績評価方法

ゼミへの貢献度(平常点)、課題の達成度およびレポートなどにより総合的に判断します。