教員紹介

宮下 雄一郎

教員紹介

ゼミのテーマ

ヨーロッパの国際関係

ゼミの目的及び概要

ゼミの目的:ヨーロッパをとおして国際関係について学ぶ
ゼミの概要:本ゼミの主要なテーマは「ヨーロッパの国際関係」ですが、ヨーロッパだけを対象にしているわけでは決してありません。あるいはヨーロッパについて詳しくなることだけが目的でもありません。あくまでもヨーロッパを素材にして国際関係について学ぶことが目的となります。そのため、2年生の春学期では、国際関係論の基礎について学びます。具体的には、古典とされる文献の輪読を行います。つまり、ヨーロッパをとおして「戦争と平和」をめぐる問題を軸に、国際機構、国際経済、あるいは国際文化交流についての知見を深めることを目指します。
 学びの土台となるのは「読むこと」、「書くこと」、そして「議論すること」です。書籍を丁寧に読み、そうした作業を通じてゼミ員の知見を広めていくことができればと考えております。本ゼミで学ぶ際の第1の柱は、「国際関係論の基礎」の習得になります。これに加え、本ゼミが大切にしていることが二つあります。一つは毎年開催される合同ゼミの場での「他流試合」に向けて、知的鍛錬を行うことです。合同ゼミに向けて共同で準備し、議論を重ねていくことで知的成長を目指します。さらに他の大学との知的交流は大学生活の充実した思い出として残ることでしょう。もう一つの大切なことは、3年生の最後(ゼミの2年目)に「ゼミ論文集」を作成していただくことです。これはゼミ員各自が関心を持ったテーマを選び、そのテーマに基づき執筆し、1冊の論文集としてまとめる作業です。個別に書き、最後にゼミ員の努力の結晶を冊子としてまとめることで、「大学4年間の最大の成果」をつくることを目指します。
 本ゼミは2018年度に開講された比較的新しいゼミですが、メリハリを大切にし、「学ぶときは学ぶ」ことを大切にしております。コロナ禍の只中にある2020年度から2022年度にかけて実施できませんでしたが、2018年度、2019年度とも、ゼミ員はゼミ旅行を行い、親睦を深めております。

ゼミの年間計画(合宿などを含む)

春学期:2年生は課題文献の輪読(レジュメ作成、報告)を行い、3年生は、ゼミ論文集の作成に向けて、各自で設定したテーマについて報告します。
夏季休暇:有志のゼミ員が旅行を企画し、実施しております。新型コロナ感染症の蔓延に伴い、2021年度と2022年度は実施できませんでした。2023年度は状況次第です。
秋学期:全ゼミ員参加の合同ゼミ(明治大学、慶應義塾大学、東京大学、法政大学)の実施に向けて作業を行います。そのほか、2年生は春学期で学んだ国際関係論の基礎を土台 に、より専門的な書籍・論文の輪読を行います。3年生はいよいよゼミ論文集の完成に向けて各自、そして共同で作業を行っていきます。合同ゼミについては1月に実施する予定です。
 その他、状況が許せば随時、ゼミ単位、あるいは合同ゼミで懇親会を実施します。

学生へのメッセージ

ヨーロッパに関心を持ち、国際関係論の分野全般に関心を持つ学生を歓迎いたします。そして、専門的な文献を読むことを厭わず、和気藹々、かつ真剣に学ぶ学生を歓迎したいと思います。ゼミは対面での実施を原則とします。

成績評価方法

報告の内容、議論への参加等のゼミ活動への参加状況、さらにゼミ論文の内容などを踏まえ、総合的に評価いたします。もちろん、出席することが極めて重要です。欠席の回数が多い場合、成績評価に直結します。