教員紹介

権 鎬淵

教員紹介

ゼミのテーマ

安全保障問題、東アジアの国際関係

ゼミの目的及び概要

 このゼミでは、安全保障の捉え方、核兵器や弾道ミサイル競争、ミサイル防衛、アメリカ・日本・中国・韓国の軍事政策、東アジアの国際情勢等々について、みんなと考えて一緒に議論していくゼミである。  
 ゼミの進め方は二通りの方法があり、第一の方法は決められたテキストを毎週50-80ページを読んできて、それについてみんなと議論する。 具体的には、テキストの章ごとにレジメ係を1人、反論係を1人、司会を1人決めて、レジメ係がテキストの内容を要約報告し、反論係がテキスト内容に反論を行ったうえで、各自が事前にメモしてきた質問や議題を中心に、司会役の進行で自由討論を行うような形で、ゼミを行う方法。第2の方法は、大きな争点(例えば日本の核武装問題)を軸に、ゼミ生全員を賛否両派・中間派のグループに分け、グループごとに事前学習や議論の攻め方を工夫し、ゼミの時間に議論の火花を飛ばしあう方法である。 
 2021年度は核兵器関連を議論し、2022年度はも日韓、日朝、日米、日中間の重要懸案に関する当事国間の模擬会談を実演した。2023年度は現代戦の主要兵器について調査分析と討論を行った。2024年度はまだ未定だが、アジアの軍事情勢・戦力分析を扱う可能性がある。
 年末までにゼミ論の提出が求められる。書けるテーマは比較的に自由で(政治学を超え、社会科学関連なら基本的にOK)、参考文献のつまみ食いではない、自分で考えたり調べたりした内容が含まれるべきである。テーマの設定、中間点検、最終発表のプロセスも6月頃のゼミから月1-2回実施される。

ゼミの年間計画(合宿などを含む)

3-4泊の予定で「(韓国)板門店見学」や「沖縄基地見学」を隔年で(2024年度は沖縄の順番)実施し、年3-4回ほど防衛関連施設(自衛隊基地、軍事関連施設、国際航空宇宙展覧会など)を見学する。

学生へのメッセージ

タカ派でもハト派でも、まだ意見が固まっていない「何となく」の学生でも歓迎するが、その「何となく」を積極的に発言していく討論の場にしたい。

成績評価方法

ゼミでの討論への参加頻度、レジメ係やコメンテーターになった時の対応ぶり、ゼミ論の出来具合などを考慮する。