教員紹介

土山 希美枝

教員紹介

ゼミのテーマ

ひとと地域と政府と政策を考える

ゼミの目的及び概要

 わたしたちのくらしは〈政策・制度〉のネットワークを基盤としてなりたっています。この「都市型社会」は、さまざまな公共課題に、さまざまな主体がとりくむ社会でもあり、それが公共政策=〈政策・制度〉となっています。ひとびとの暮らしがいとなまれる地域は課題の現場であり、自治体はそこにもっとも近い政府です。あなたが政治や政策から遠いところにいたいと思っても、自分ひとりでは解決できない、〈政策・制度〉を必要とする課題の当事者になったり、課題の当事者をほっとけないと思う支援者になったりすることがいつでもありえるのです。
 このゼミでは、そうした課題と、それが展開される地域、主体となるひとびとや組織、自治体や国という政府、政策のありかたを学び、具体的な対象や調査もおこない、議論することをつうじて学んでいくこととしています。

ゼミの年間計画(合宿などを含む)

 2021年前半は、廣瀬ゼミを受け継ぐかたちで、現在、法政大学総長である廣瀬克哉先生にも参加いただきながら、感染状況によりオンラインと対面を併用して進めた。
 廣瀬ゼミから継承し、今年度も日本公共政策学会の学生政策コンペに参加し、コロナ禍で現地調査は残念ながらできなかったが、オンラインでのインタビュー等を含めた調査で検討を進めた。
 この学生政策コンペへの参加を1つの軸に、春学期秋学期を通じて参考になる文献の購読、秋学期後半ではゼミ論文を作成する。コロナ禍でできなかった夏期休暇中の(学生政策コンペで対象とした地域への)現地調査も、可能な状況であれば、来年度は行いたい。

学生へのメッセージ

 政治・行政・政策をみる視角、あらかじめ用意された「正しい解答」がない問題に、調査と議論をつうじて学び、自分の考えを練っていく、そういう「場」であることをめざしています。こうした「場」で力をつけたいと思うみなさんの参加を歓迎します。

成績評価方法

 ゼミへの参加と活動への貢献、報告や議論の内容、秋学期はゼミ論文の成果を重要な要素として評価します。

ゼミ紹介ポスター