”政治”というと,選挙や政党,永田町をイメージするかもしれません。しかし,家庭やコミュニティ,地域といった私たちの暮らしの身近にも”政治”は存在しています。政治学は,問題のメカニズムを解明し,問題解決・処理のための方策を探求する学問です。政治学科では,伝統的な政治学を超えて,ジェンダーや公共政策,コミュニティ政策,メディア論など,新しい分野の政治学を展開しており,今まさに実社会で起きている具体的な政治問題にも取り組むことができます。複雑化する現在の政治問題を批判的に検討,分析・判断し,問題解決のための思考力・実践力を身に付けていきます。
また,政治学は専門用語や概念が多いため,導入科目「政治学入門Ⅰ・Ⅱ」を本学科の専門必修科目に設定。政治学を学ぶ上で必要な知識・概念を身に付けます。政治学の具体的なイメージを明確にでき,応用へとスムーズに進むことができます。
科目は必修,学科基礎,政治学基本,現代政治,歴史・思想,行政・地方自治,選択の科目群に大別され,1年次からは多くの専門科目を履修できるのが特徴の一つです。
カリキュラム改革によって2021年から導入された選択必修科目は,学生による履修の自由度に配慮しつつ,科目履修が偏ることなく,履修から得られる知見が綜合化されるよう図られており,その構成は以下のとおりです。
学科に配置された多様な科目をこれから学んでゆくうえで基礎となる科目群です。
政治を捉えるうえで必須の,政治学という学問体系の根幹をなす科目群です。
政治への関心を,現代政治,歴史・思想,行政・地方自治などの多彩な分野へ展開し,政治の課題と解決策を探る科目群です。
政治学科の1年生を対象に開講されています。読む、書く、発言する、議論を理解するなど、大学生として必要な基本的な能力を身に付けることだけでなく、政治学とはどんな学問なのか、その具体的イメージを持つことを目標にしています。