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理工学研究科の在学生が日本土壌微生物学会2025年度大会で優秀ポスター賞を受賞

  • 2025年06月16日
  • 受賞
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理工学研究科修士課程に在学中の山本 航大さん(池田 健太郎研究室)が、日本土壌微生物学会2025年度大会で優秀ポスター賞を受賞しました。   

キャベツ産地では苗が土壌中の病原菌(リゾクトニア菌)によって枯れてしまう病気が深刻な問題になっています。そこで、食品添加物としても使われていて安全性の高い焼ミョウバンに病気を抑える効果があるかを調べました。その結果、焼ミョウバンが病原菌の成長を抑え、キャベツの苗を病気から守る効果があることがわかりました。

この研究によって、安全性の高い焼ミョウバンが植物病を抑制する可能性が示されました。これにより、生産者が困っている病気への対策が進み、持続可能な農業につながることが期待されます。また、食品にも使える物質なので、環境や人への影響が少なく、安心して使用でき、農業全体の植物病対策に新たな選択肢を提供する可能性があります。

・受賞者:山本 航大(生命機能学専攻植物医科学領域 修士課程1年) 

・学会名:日本土壌微生物学会2025年度大会

・学会開催場所: 茨城県県南生涯学習センター

・学会開催期間:2025年6月14日~6月15日

・受賞日:2025年6月15日

・受賞名:優秀ポスター賞

・受賞論文名:キャベツ苗立枯病に対する焼ミョウバンの発病抑制効果

・共著者:佐藤 真理子(生命科学部卒業生)、田中 大翔(生命機能学専攻修了生)、工藤 茜(生命機能学専攻修士課程1年)、小林 翼(生命機能学専攻修士課程1年)、池田 健太郎(法政大学生命科学部植物科学科准教授)