私の場合,一つの事象を理論的に突き詰め深化させていくタイプの研究ではなく,さまざまな事象を記述し,一見無関係に思われることを関係づけ,新たな光を当てていくタイプの研究になることが多いです.
学部授業では,ヴィジュアルを用いたプレゼン形式を採用しています.さらに授業支援システムによる事前・事後の情報提供等を行い,学生が理解を深められるよう心がけています.
大学院の授業では,学生の知識・興味等がさまざまなため,学生との話し合いをベースに授業の形式・進め方等を決めていきます.英語学,言語学の知識のない学生でも理解できるように,十分な例を挙げながら解説し,一見とっつきにくい方法論をできるだけ早く習得できるように努めています.また,英語や文化についても理解を深められるように指導しています.
英語学的な知識を英語教育に活かすため,かつて3年経過,5年経過等の中高英語教員の研修講師を務め,辞書指導のあり方等を指導してきました.2012年,2015年にはJournal of Linguistics, Word Structureの論文審査員を務めました.
英米の大学院で10年余り研究生活を送った経験から,英語圏留学全般についてのコンサルティングや,海外の大学等との交流事業の企画・推進も行ってきました.また30回を超えて往き来をしているスコットランドの歴史・文化の紹介やその普及にも努めています.