教員紹介

岩川 ありさ

専任講師 IWAKAWA Arisa

教員紹介

こんな研究をしています

専門領域:日本近現代文学、文芸批評、クィア・スタディーズ
「トラウマと記憶」という問題について、言語や文化表象の側面から考えています。
文芸誌などに発表されたばかりの小説や現在放映中のアニメーションまで幅広い対象へのアプローチをしています。

こんな成果を挙げています

論文
  • 「アイドルと共に生きてきた : King & Princeと高木ユーナ『ドルメンX』(総特集 日本の男性アイドル)」『ユリイカ』51(18), 124-132, 2019-11.
  • 「前未来形の文学―小野正嗣『獅子渡り鼻』論」『現代思想』2019年3月臨時増刊号「総特集・ジュディス・バトラー」,pp.277-288.
  • 「変わり身せよ、無名のもの―多和田葉子『献灯使』論」『すばる』2018年4月号, pp.164-173.
  • 「クィアな自伝―映画「ムーンライト」と古谷田奈月「リリース」をつないで」『早稲田文学増刊女性号』2017年9月発行、pp.436-444.
  • 「境界の乗り越え方―多和田葉子『容疑者の夜行列車』をめぐって」『論叢クィア』5、クィア学会、pp.82-102、2012年11月
  • 「記憶と前未来-林京子「祭りの場」と「長い時間をかけた人間の経験」をつないで」『言語情報科学』11、東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻言語情報科学編集員会、pp.191-204、2013年3月。
     
共著
  • 「ポピュラー・カルチャーと歴史認識―清家雪子「月に吠えらんねえ」における裂け目」西田谷洋編『文学研究から現代日本の批評を考える―批評・小説・ポップカルチャーをめぐって』ひつじ書房、2017年4月、pp.110-128.
  • 「私は街を歩きたい:インベカヲリ★『理想の猫じゃない』論『JunCture 超域的日本文化研究』10,名古屋大学大学院人文学研究科附属超域文化社会センター8-17.

ほかに、こんなジャンルに関心をもっています

  • フェミニズム、クィア・スタディーズの視座からの文学テクストや表象分析。
  • マンガ、アニメーション、2.5次元ミュージカルなどのサブカルチャー研究。
  • 文芸創作の実作と理論的な理解。

こんな授業を行なっています

文献の講読を行いながら、文学テクストや表象テクストを読み解くための方法や理論について学びます。その上で、受講生それぞれの方が興味のある具体的なテクストについて分析し、発表し、議論を重ねながら、よりよい論文を書くために必要な知識やスキルを学びます。また、視聴覚資料を多く用いて、身近なものとして、研究と向かいあえるようにしています。

学会や社会でこんな活動をしています

  • 日本近代文学会運営委員(2015年4月〜2017年3月)。
  • 吉本ばななさんへのインタビューが『ユリイカ』2019年2月号に掲載されています。
  • ヤマシタトモコさんへのインタビューが『現代思想』2020年3月臨時増刊号に掲載されています。